【独自】「ぶつかる!」転倒防止装置“アウトリガー”真横に出しっぱなしのトラック…5kmの危険走行であわや大惨事 宮崎県

写真拡大

宮崎県で、転倒防止装置「アウトリガー」を出したまま走行するトラックがカメラにとらえられた。
木や草に当たりつつ、ガードレールすれすれで5km以上も走行し、人や車に当たっていたら大惨事になっていた。
その後、前の車が異変を知らせ、トラックを止めて、ことなきを得たという。

荷台から棒が飛び出し…危険走行

宮崎県で撮影されたのは、カーブが連続する山道を助手席側から何かが飛び出したまま走るトラックだ。
映像では、後ろを走っていた撮影者も思わず、「わー!ぶつかるぶつかるぶつかる!」とあわてている様子だ。

当時を振り返り、撮影者は「最初何なのか分からなかったんですけど、よくよく見ると、トラックがリフトアップするときの『アウトリガー』じゃないかって。1メートルぐらいは出てるんじゃないですかね」と分析している。

車や人とぶつかっていれば大惨事…

トラックから飛び出していたのは、クレーン車などに取りつけられている転倒防止の装置「アウトリガー」とみられている。

トラックの運転手は気づく様子がなく、この状態のまま5km以上走っていたという。

様子をうかがっていた撮影者によれば、「脇にある木とか草に結構当たってたので、飛んできたらっていうところが怖くて。たまに自転車とかが走っているので、巻き込まれて転倒とかしていたかも」と、事故が起きてしまわないかと肝を冷やしていたという。

確かに大きな事故につながりかねない危険な運転だ。

交通法規にくわしい高山俊吉弁護士は、運転手はアウトリガーを意図的に出していなかったとしても、道路交通法違反で10万円以下の罰金が科せられる可能性があると語る。

その後、トラックの前を走っていた車が異変に気づき、トラックを止めて、ことなきを得たという。
(「イット!」 10月16日放送より)