ロンブー亮が発案の「渋谷トイレ巡り」ランニングイベント開催 運営からMCまで「ぜひまたやりたい」
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(52)が「スポーツの日」の14日、東京・代々木公園発着のランニングイベント「渋谷deトレラン」を主催した。
レース最大の特色は、市民ランナーにとっても重要な「公共トイレ」巡り。渋谷区で「TOKYO TOILET」プロジェクトとして設置されたデザイン性の高いトイレ17カ所を含め、同区内のチェックポイント計33カ所を制限時間内にどれだけクリアできたかを競った。1チーム2〜3人で42チーム112人が参加し、各チームはチェックポイントで撮影した写真をインスタグラムに投稿して通過を申告。レース中に亮が指定したポイントに時間内に到着した2チームにはボーナス点も加点された。
渋谷区のトイレの取り組みを知った亮が自身の趣味であるランニングのコースに取り入れ、イベントに発展。全チェックポイントで見本写真を撮影し地図を作成するなど、初開催の大会を分かりやすくするため工夫を凝らした。MCとして雰囲気を盛り上げ、開会式のルール説明では「くれぐれも通行人の方の迷惑にならないようにお願いします。(主催者として)謝罪はもう絶対にしたくないので」。闇営業問題をにおわせる自虐ネタを交えて笑いを誘った。
亮は昨年限りで吉本興業とのエージェント契約を解除し、フリーとなった。「吉本にいたら“こんなことをしたい”と投げるだけで、仕切りを任せていたと思う。今回はスタッフも集めるところからやって、やっと自分で動いている感じ。準備のスケジュールが遅れたり、これだけ大変だったのかと勉強になった。次にやるならこうしようというのも見えているし、ぜひまたやりたい」と大会継続に意欲を示した。
引き続き吉本に所属する田村淳(50)とコンビ活動を継続しながら、ランニングのほか自動車ラリーや釣りなど、幅広い趣味を生かしつつ仕事の幅を広げている。「知り合った人とのつながりをしっかり覚えておかなきゃと思うようになった。それを大事にするようになってからいろんなお話をいただくようになって。52歳になって気づくことではないですけど」。これまで見えなかった世界が広がり、刺激的な日々を送っている様子だった。