10月11日(金)放送の『沸騰ワード10』は、志麻さんの古民家DIYプロジェクトに密着。

一昨年11月、自宅として400坪の土地に母屋と納屋が2つついた築120年の古民家を格安で購入した伝説の家政婦・志麻さん。「自分たちで作り上げていきたい。今までの歴史がある建物なので、そのまま受け継ぎたい」「旦那さんがフランス人で2つの文化があるので、フランスの田舎の雰囲気もプラスできたらいい」と古民家DIYプロジェクトを進めてきた。これまでも番組でお伝えしてきたこのプロジェクト。今回はその進捗を紹介。

プロジェクトスタートから約1年半。経年劣化でボロボロになった母屋の基礎の工事が完了。



ちなみに、母屋は伝統工法の曳家で丸ごと移動させている。将来的には広い図書館にする予定だ。



12トンの土嚢を運ぶ大作戦!

そして今回のミッションは、母屋の横に作った高さ約180cmのコンクリート壁の横に土を溜めて、土留めを作ること。



土留めには母屋を守るための重要な役割がある。母屋の隣にある志麻さんの主戦場・キッチンの外の土手は、周りの山から水が流れ込み、さらに雨風にさらされて崩壊寸前。建物自体が傾き始める事態に陥っていた。

そこで、崩壊を防ぐため斜面をコンクリートの壁で覆い、土を入れ土手を作ってせき止めるのが今回のミッション。



作業に必要な土は、母屋の床下からすき取ったカビの生えた土を再利用。その量は450袋。1袋約30kgで、なんと合計約12トン!



ご近所の仲間や、大工の棟梁、建築家、番組スタッフも協力し作業スタート。30kgの土嚢を家の外へ運び出し、一輪車に積んで、15mの土留めへ運ぶ。土嚢袋を一つ一つ開封して土留めの内側にばらまいていく。

「よいしょ!重い!袋が重すぎる」「腰痛い」と開始早々から大変さを痛感する志麻さん。作業開始から2時間、200袋を運び終えた一同。しかし、夏の日差しと想像以上の重労働に全員が疲労困憊。

強力助っ人・タイムマシーン3号が参戦!

ここで、強力な助っ人としてタイムマシーン3号の山本浩司と関太が参戦!



作業が始まると、その過酷さに二人とも驚愕。関は「持てる(重さの)中で一番重い。やばいかもしれない」と苦笑い。山本も「30kgですけど、実際は暑さと重労働で40、50(kg)に感じるくらいめちゃくちゃ重いです」と吐露。





途中、志麻さん特製ドリンクで一息。作業の合間に志麻さんが作ったのは、ビタミンたっぷりのフルーツビネガードリンク。



細かく切ったすもも・キウイ・パイナップルをお酢と砂糖をたっぷり加えた液体に漬け込み、炭酸水で割った爽やかな一杯だ。



氷の入ったグラスに好きなフルーツを入れ、炭酸水を注ぎ、ミントをのせれば完成!



関は「飲んだ後に爽やかに酸味が疲れを取ってくれるような、フルーツの甘さもありますし、とにかくスルスルと喉に入っていく」と絶賛。山本も「今甘さと酸味が全部の毛細血管に入ってくるわ。気持ちいい!」と喜んだ。

12トンの土嚢運びもラストスパート!

体力が回復したところで、残り3分の1を手分けして運ぶ。



全員が一心不乱に土と向き合い、2時間半にわたったのち、ついに450袋すべての土嚢を運び出すことに成功!「終わった後の達成感違いますわ」と満足気な山本。



土留めはあと1m以上必要なため、今後、工事で出た土やハーブを育てるための赤土を重ねて完成を目指す予定だ。