ピアニスト藤田真央、1公演限りの特別なリサイタルを東京で開催

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カーネギーホールやウィーン楽友協会ほか多くの檜舞台への出演など、欧米の楽壇の第一線で活躍を続けるピアニスト藤田真央が、2024年12月12日(木)東京・サントリーホールにて、72曲のプレリュード(前奏曲)を一挙に演奏する世界で1公演だけの特別なコンサートを行う。

現在25歳の藤田真央は、幼少期より数々のピアノコンクールで賞を受賞し”神童”として注目を集め、2017年に第27回クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝。2019年、20歳で世界三大コンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールにおいて第2位受賞。これを機に、聴く者すべてを魅了する天賦の音楽的才能が世界に知られることとなり、またたく間にスターダムを駆けあがった。

これまでにカーネギーホール、ウィーン楽友協会、ウィグモアホール、ルツェルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、BBCプロムスなど、世界中のクラシック演奏家の目指す場所ともいえる檜舞台で数多く演奏し、オーケストラではリッカルド・シャイー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団、アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、セミヨン・ビシュコフ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団など多数の一流楽団と共演を重ねてきた。コンクールで入賞後、オファーを受けて演奏に訪れた場所は、世界20か国100都市以上。その軌跡を綴ったエッセイ 『指先から旅をする』(文藝春秋社)は、大反響を呼び、発売後即重版となった。

2021年には日本人ピアニストとして初めてクラシックの名門レーベルであるソニークラシカル・インターナショナルと専属マルチアルバム契約を締結。2022年にリリースした『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲集』は、ドイツのクラシック音楽界で最も権威ある賞のひとつ、オーパス・クラシック賞2023でYoung Artist of the Yearに選出されている。

今回のリサイタルで演奏するのは、全72曲のプレリュード(前奏曲)。休憩を2回挟む3部構成で、ショパン、スクリャービン、そして20世紀に活躍した日本人作曲家 矢代秋雄、3名の作曲家の「24の前奏曲」を全曲演奏する。この画期的なプログラムは、9月6日(金)に世界発売(9月25日(水)~国内発売)された藤田真央の新しいアルバム『72 Preludes』に収録されているが、ライブで72曲全曲を一挙に演奏するのは世界で1公演のみとなる。