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 日本相撲協会は24日、元関脇で西十両9枚目の妙義龍(37=境川部屋、本名・宮本泰成)の現役引退と年寄「振分」襲名、同じく元関脇で東十両13枚目の碧山(38=春日野部屋、本名・古田亘右)の現役引退と年寄「岩友」襲名を発表した。ともに所属部屋付きで後進を指導する。秋場所は妙義龍が全休、碧山は5勝10敗で、いずれも幕下転落が確実な状況だった。

 妙義龍は埼玉栄高から日体大に進み、2009年夏場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。新十両の10年初場所で左膝を負傷し三段目下位まで落ちたが、11年九州場所で新入幕を果たした。巧みなおっつけ、はずを生かした速攻相撲で三役在位は13場所。12年名古屋場所新小結、同年秋場所新関脇。幕内在位71場所で技能賞6度。金星は6個獲得した。

 ブルガリア出身の碧山は09年名古屋場所で元幕内・久島海が師匠の田子ノ浦部屋から初土俵を踏み、11年九州場所で新入幕。師匠の急逝により12年2月に春日野部屋へ転籍し14年九州場所に新関脇となった。三役を5場所務め、幕内に71場所在位した。敢闘賞4回、技能賞1回。金星1個を獲得した。