エリザベス女王2回目の命日に英王室が公開した写真。「エリザベス2世を偲びます。1926−2022年」とメッセージを添えた(『The Royal Family Instagram「Remembering Queen Elizabeth II, 1926-2022.」』より)

写真拡大

エリザベス女王の崩御から2年経ち、英王室の公式SNSが女王を偲ぶ写真とメッセージを公開した。ピンクの衣装に身を包んだ女王が笑顔を見せた写真に、王室ファンからは「あなたがいなくて寂しい」「もう2年になるなんて」と哀悼の言葉が次々に寄せられた。当日の午前には、チャールズ国王とカミラ王妃が女王への祈りを捧げるため、スコットランドのバルモラルにある教会の日曜礼拝に向かう姿が目撃された。

【この記事の他の写真を見る】

エリザベス女王の崩御から2年が経った現地時間8日、バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が、女王の思い出深い写真を公開した。

女王は2022年9月8日、夏の休暇先だったスコットランドのバルモラル城で、静かに息を引き取った。女王の崩御により、チャールズ国王が即位した。

エリザベス女王は、25歳だった1952年に王位を引き継ぎ、2022年には英国史上最長となる即位70周年を迎えていた。君主である女王は、国家の安定の象徴でもあった。

そのような偉大な女王を偲ぶために選ばれたのは、2019年にバッキンガム宮殿で行われたガーデンパーティで撮影されたものだ。女王はピンクの帽子とジャケットを着用し、空を見上げながら、大きな笑顔を見せている。

投稿には「エリザベス2世を偲びます。1926−2022年」とメッセージが記された。

亡き女王の写真と追悼メッセージが公開されると、コメント欄には今も女王を慕う王室ファンからの追悼の言葉が次々に寄せられた。

「もう2年になるなんて。いつの間に時間が過ぎたのだろう? 陛下、安らかにお眠りください。」
「私達はみんな、女王を恋しく思っています。女王は決して忘れられることはないでしょう。史上最高の君主だった。」
「女王がいなくて寂しいわ。素晴らしい奉仕をありがとう。」
「女王のような人は、二度と現れないでしょう。」

この日の午前には、チャールズ国王とカミラ王妃がベントレーの後部座席に乗車し、スコットランドのバルモラル城近くにあるクラシー・カーク教会の日曜礼拝に向かう姿が確認された。

花崗岩で造られたクラシー・カーク教会は、ヴィクトリア女王が礎石を置き、エリザベス女王は定期的に礼拝に出席していた。

現地メディアによると、日曜礼拝でショー・パターソン牧師は「チャールズ3世や王室の人々を含むクラティ・カークの信徒達に説教できたことは光栄でした」と述べ、こう続けた。

「この週末は、ロイヤルファミリーにとって特に重要で痛切なものです。まさに、スコットランドと英国、英連邦のすべての人々にとってもです。なぜなら9月8日は、女王陛下の死去と国王陛下の即位2周年にあたるからです。」

日曜礼拝では、チャールズ国王夫妻が参列者とともに祈りを捧げ、亡き女王に思いを馳せたと報じられている。

画像は『The Royal Family Instagram「Remembering Queen Elizabeth II, 1926-2022.」』『The Royal Family Instagram「The King, Queen and other Members of the Royal Family are greeted by crowds」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)