エンゼルスのロン・ワシントン監督【写真:ロイター】

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地区最下位のエ軍はタイガース戦前に90分のミーティングを敢行した

 ア・リーグ西地区最下位のエンゼルスが低迷から抜け出せずにいる。27日(日本時間28日)の敵地でのタイガース戦前には、ロン・ワシントン監督が異例の長さともいえる90分に及ぶミーティングを敢行。しかし、この試合にも2-6で逆転負けを喫しファンは「ミーティングをしても効果はない」「もう遅いよ!」と匙を投げている。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は同日に「エンゼルスのロン・ワシントン監督が苦しむチームを励ますために90分ミーティングを実施」の見出しで記事を掲載。それによればワシントン監督は、シーズン開幕2試合目が終了した時点でミーティングを実施した。5か月が過ぎた今、彼はまた実施したのだ。ワシントン監督はタイガース戦を前にチーム全体を集めて、90分以上ミーティングを実施した、と書かれていた。

 タイガース戦前の時点でチームは直近の5連敗を含め、ここ16試合で13敗。直前のトロント遠征でもスイープされていた。ワシントン監督はミーティングを実施した意図について「トロントで起きてしまったことを、引きずることはできない。そういう話だった。ミーティングはとても、うまくいった。全員が言いたいことを言った。そのことに満足している」と、説明した。

 ローガン・オハッピー捕手も「皆がチームの前に立って、自分たちの気持ちを共有できたことはよかったよ。私たちはお互いを助け合うことが好きだし、一生懸命頑張っている。こういうミーティングがチームを団結させる。生産的だったよ」とミーティングの“効果”を語った。しかし、チームは54勝78敗で首位のアストロズには16ゲーム差となっている。

 ミーティング後に臨んだタイガース戦は1点を先制したが、あっさりと逆転されて2-6で敗戦。ファンは「このチームを見たらため息しかでない」「神でもこのチームを救えない」「2025年のプレーオフも消滅した」「効果はなかった。打てないし、守備もできないし、投球もできない」「ミーティングをしても効果はない」などと厳しい声を並べていた。(Full-Count編集部)