「これ系は返せへんねん」フワちゃん騒動で霜降り・粗品が指摘した「やす子の取扱説明書」に納得の声

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フワちゃん騒動”を経てお笑いタレントやす子の“取扱説明書”が広く知れ渡ることになったようだ。

Xで暴言を吐いたフワちゃんは芸能活動を休止。その間、やす子も“火消し”側に回り、Xでフワちゃんのことは

《もう許してます》

と再三にわたり叫んだが、誹謗中傷が収まることはなかった。

フワちゃんが発端とはいえ、やす子さんもショックを受けています。タレント生命に深刻なダメージを与えることになったわけですからね。“平和主義”のやす子さんからすると、耐えきれないことかもしれません」

そう語るのはやす子をよく知る人物だ。

やす子は2歳の時に両親が離婚し、母子家庭で育った。6月24月放送の日本テレビ系『人生が変わる1分間の深イイ話2時間SP』で当時を振り返り

「あまり家庭環境は良くなかった」

と述べ

「母親は朝早くから夜遅くまで働いているイメージ。洗濯機がなかったのでシャンプーで体操着を洗ったり、パンの耳で過ごしていた夏休みは覚えてますね」

と明かした。

裕福とはいえない家庭で育ったやす子

「友達に家庭環境が悪かったことを悟られたくないと思って、明るく振る舞ってました」

と話している。

高校時代を地元・山口県の児童養護施設で過ごしたこともある。卒業後に自衛隊に入ったのも、金銭的な事情のため。やす子いわく

「就職しないといけない空気は小学生から分かっていた」

そうで、入隊が決まると

「これでようやく好きなものが食べられる」

と思ったという。

そんなやす子の夢は「子ども食堂を作ること」。自身も近隣にあった子ども食堂に助けられたそうで

「子どもたちの中で『おなか減ってるな』とか『いっぱい食べたいな』っていう子にいっぱい食べさせてあげたい」

と語っている。

8月31日〜9月1日に放送される『24時間テレビ47』(日本テレビ系)ではチャリティーマラソンのランナーに選ばれた。番組側はやす子の思いを受け、新たに「目的別募金」を開設。やす子は「マラソン児童養護施設募金」のために走り、全額を全国600ヵ所以上の児童養護施設のために使う。

「そういうキャラクターなので、フワちゃんが発した人の“生き死にに関わるワード”はNGなのでしょう。『アホ』や『ヘタレ』はOK。体を張った仕事もできる。

相手に毒づくこともでき、過去にはお見送り芸人しんいちに対して『こいつは裏でもマジでクソ』と吐き捨てています。唯一のNGがフワちゃんの発したワードだったのだと思います」(お笑い関係者)

この辺りの事情については、『霜降り明星粗品も自身のユーチューブ動画で言及。

「(やす子に対し)芸人やったら面白く返せよ、みたいな言い方する人もいますが、人それぞれ感性があるから」

とした上で

やす子っていう属性はこれ系には返せへん芸人やねん。それが悪いとかはないねん」

と擁護した。

ここまでの大ごとになった原因のひとつは、フワちゃんというキャラクターがよりによって、やす子にNGワードをブッコんだことなのだろう。

「昨年大ブレイクを果たしたやす子さんですが、“元自衛官の芸人さん”という以外、あまり知らない人も少なくなかったはず。今回の件でテレビ関係者を含め、共演するタレントさんなどもやす子さんは何がOKで何がNGかがよく分かった。

それ以上にやす子さんの“笑い”に対する思いや、何を大切にしているかなど、彼女の人間性が業界内だけでなく、お茶の間に広がったことは、ネガティブな騒動の中で唯一、良かった点かもしれません。そういう意味では、粗品さんのフォローは、内容といいタイミングといい絶妙でしたね」(テレビ局関係者)

もっかの関心事は、チャリティーマラソン後のやす子の対応だ。「無事にゴールイン」という前提付きだが、ゴール後にやす子が何を話すか注目されているのだ。

「すでに『子ども食堂』に関するプロジェクトは動いていて、番組内でも紹介されることになっています。それに加えて、フワちゃんに関して何らかの発言をするのではないかとみられています。周囲は止めるでしょうが、やす子の性格からすると、何とかしてあげたいという気持ちのほうが勝るのではないでしょうか……」(お笑い関係者)

局員の寄付金横領事件などでマイナスイメージの強い今年の24時間テレビ。皮肉にもフワちゃんによる騒動が、マラソンランナー・やす子への注目を集めることになっているのは間違いなさそうだ――。