平安Sを逃げ切ったミトノオー(c)netkeiba

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 逃げて、逃げて、逃げまくれ─。平安Sを制したミトノオー(牡4、栗東・牧光二厩舎)が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)で重賞連勝を狙う。

 ミトノオーは父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父サンダーガルチの血統。母はカナダでG3を2勝。半兄のアルーフクライは22年の阪神ジャンプSで2着だった。

 ここまで11戦5勝。3歳時に黒竹賞、伏竜S、兵庫CSと3連勝で重賞初制覇。その後はジャパンダートダービーが3着、浦和記念とマーチSが2着と惜敗が続いたが、前走の平安Sで2つ目のタイトルを獲得した。デビュー3戦目から逃げ続けているように、現役屈指のハナ主張型。今回は初の1700mがカギだが、マイペースさえ叶えばチャンス大だ。

 鞍上は前走に続いて松山弘平騎手。ここで3つ目のタイトルを獲得し、秋の大舞台に弾みをつけてみせる。