日産「GT-R」のDCTを熱から守れ! HKS「DCT COOLER KIT」に「BLACKシリーズ」新登場!
GT-RのDCTをクールダウン! オイルライフの向上効果も
自動車用アフターパーツメーカーのHKS(エッチ・ケー・エス)は2024年7月29日、同社が販売する日産「GT-R(R35)」用「DCT COOLER KIT」に「軽量ブラックメッシュホース」を採用した「BLACK シリーズ」を発表しました。
「DCT COOLER KIT」は、日産「GT-R(R35)」が搭載するGR6型のDCT専用オイルクーラーで、サーキット走行から街乗りまで安定したシフトフィーリングの確保とクラッチ・ミッションの保護を目的に装備するものです。
【画像】軽量化も実現!R35用のDCTクーラーキットを画像で見る(2枚)
冷却性能の向上だけでなく油温の安定性にも寄与するといい、さまざまなシーンで安定したシフトフィーリングの確保、クラッチ、ミッションの保護を可能にしたといいます。油温の最高温度を抑えることによりオイルのライフサイクルを伸ばすことが可能なほか、油温につられて上昇する水温の最高温度も下げられるとしています。
今回HKSが発表したBLACKシリーズは、ブラックメッシュホースとブラック、シルバーのフィッティングを使用したキットで、コアレイアウトやエアガイドの設定などは既存キットと共通です。
既存のステンレスメッシュホースが1mあたり310gに対して、ブラックメッシュホースは1mあたり250gと、ブラックメッシュホースを採用することで約20%の軽量化を実現したほか、取り付け時の取り回しも容易とのことです。
ホースとフィッティングは既存キット同様に組み付け済みで、角度付きのフィッティングにはスイベル構造を全てのキットに採用しています。これにより、取り付け時のねじれ調整が容易になったそうです。
なお、ブラックメッシュホースと従来品のフィッティング(ブラウン×パープル)を組み合わせた場合、耐圧性能が確保できないため使用できません。既存キットのホースやフィッティングを交換する場合は、ホースASSYでの交換が必要なため注意が必要です。
「BLACK シリーズ」は年式ごとに3種類ラインナップされ、発売時期と価格は次の通りです。
日産「GT-R(R35)」の2007年から2010年のモデルに対応する「HKS DCT FLUID COOLER R35 GT-R 07-10 BLK」は7月29日発売で、価格は27万5000円(消費税込み、以下同)。
2011年から2015年のモデルに対応する「HKS DCT FLUID COOLER R35 GT-R my11-15 BLK」は2024年秋発売予定で、価格は27万5000円。
2017年から2018年モデルに対応する「HKS DCT FLUID COOLER R35 GT-R my17-18 BLK」も2024年秋発売予定で、価格は30万8000円です。なお、2017年から2018年モデルに装着する場合、バンパーの加工が必要になるため注意が必要です。