クルマの「謎の小型ミラー」どう使うの? 上手く利用すれば「超便利」なアイテム! 通常の「サイド/バックミラー」と異なる“使用方法”とは
とっても役立つ「ミニミラー」とは!
クルマには、サイドミラーやバックミラーなど、左右後方の状況を確認できる装備が取り付けられていますが、それでも「死角」は生じてしまうもの。
そんな左右の死角をカバーしてくれる、優れたアイテムを紹介します。
クルマの運転中や駐車時などには、目視とともに各種のミラーを使用して周囲の安全を確認するものの、とくに助手席側は死角もあるため、ヒヤリとした経験を持つ人もいるでしょう。
【画像】「えっ…!」 これが室内用の「小型ミラー」です(7枚)
この厄介な死角を減らしてくれるアイテムが「ミニミラー」です。
ミニミラーは、「補助ミラー」や「サポートミラー」とも呼ばれ、サイドミラーやバックミラーには映らず見えない死角をケアしてくれるもの。
トラックやミニバン、SUVといった、車体が大きく死角が生じやすいクルマには標準装備されていることもありますが、それ以外にもカー用品メーカーは“後付け用”のミニミラーを販売しています。
例えばバックミラーのサイドに取り付けることで、通常は見えない「左右後方」が確認できるタイプや、フロントピラー上部に装着し鏡面を下向きにすることで「フロントタイヤの周辺」を映す、幅寄せ時に役立つタイプも存在。
他にも、サイドミラーの鏡面に装着して、サイドミラーでは映らない左右後方の下部などを映すタイプもあります。
このミニミラーの価格は、1000円から3000円ほどと安価で、貼り付けるタイプが多くDIYでも簡単に装着することが可能です。
ただし、ミニミラーを後付けする際には注意点も認識しておきましょう。
純正品のミニミラーであれば問題なく「車検」に通りますが、社外品を後付けする場合は、保安基準に適合しているかを確認する必要があります。
例えば、すぐに剥がれてしまうような粘着テープで貼った物であったり、外に落下する恐れのあるような取り付け方法のものはNG。
また延長器具を介していたり、配線がむき出し(サイドカメラの場合)でも保安基準に適していないとみなされます。
せっかく安全のために取り付けたのに、保安基準違反という思わぬ事態になってしまうのはあまりにも悲惨。
このような事態にならぬよう、必ず指定された場所に適切な方法で取り付けましょう。
そのほか、ミニミラーを装着する際に、クルマの面倒を見ている担当ディーラーに確認しておくのも良いかもしれません。
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このようにミニミラーは、保安基準に適合していない機器であったり、誤った方法で取り付けると違反になってしまう可能性もあります。
しかし、正しい方法で利用すればクルマの死角をカバーしてくれる便利なアイテムです。
自車に「見えにくい場所があって気になる…」という人は、より安全を確保するために、ミニミラーの装着を検討してみてはいかがでしょうか。