2台のトヨタ「センチュリー」が走った!? セダン&SUV共演!? 近年盛り上がる「スーパー耐久」 他のレースと違うワケ

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2台のセンチュリーがスーパー耐久で共演

 2024年7月27日・28日に九州オートポリスで開催された「スーパー耐久 第3戦」。

 27日には、トヨタの最高級モデルとなる「センチュリー(セダン)」と「センチュリー(SUV)」が揃ってパレードランに参加しました。

「GRMNセンチュリー」と「センチュリーSUV」の共演

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 近年、自動車メーカーによる「走る実験室」となっているスーパー耐久。

 トヨタ、スバル、マツダ、日産、ホンダがカーボンニュートラルの実現に向けて、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料などを使って参戦しています。

 トヨタでは、豊田章男会長(モリゾウ)のプライベートチーム「ルーキーレーシング」に開発委託するカタチでGRカローラやGR86を使い参戦しています。

 そんなスーパー耐久ですが、27日の予選日に一般参加によるパレードランが開催されました。

 一般参加者がコース上に列をつくるなかで先頭でひときわ目立っていたのが豊田章男会長が乗る「GRMNセンチュリー」と早川茂副会長が乗る「センチュリー(SUV)」です。

 GRMNセンチュリーはこれまでもラリージャパンなど様々なモータースポーツの現場で豊田章男会長が乗って来ていたことでも有名でした。

 またセンチュリーSUVは2023年に登場した新しいセンチュリーとして大きな話題を集めています。

 今回、この2台でパレードランに参加した理由について、豊田章男会長は次のように話しています。

「自分でSNSを見ていたらパレードランの申し込みを見つけて、すぐに応募してもらいました。

 パレードランは、オートポリスも参加してる人もSTMOも嬉しいでしょう。モリゾウやセンチュリーもアイドルみたいなもんなので。

 センチュリーセダンは箱根駅伝で有名ですけど、毎年年初に箱根駅伝で走るだけじゃなく、こういう場でも走ってくれたっていうの良いことだと思います。

 今回、台湾からきたルーキープリティを乗せて走りましたが、1周目はマーシャルに『ご苦労様』って自発的に言っていて、2周目は僕が『ありがとう』ってアドバイスをあげました。

 パレードラン自体はニュルブルクリンクの24時間レースみたいにポストで旗を振ってくれる感じがとても良い雰囲気でしたよ」

パレードランについて語る豊田章男会長(モリゾウ)

 今回、ルーキレーシングでは日本で活躍するルーキープリティ(ガズーレディと兼任)、台湾からのルーキープリティ、中国のルーキープリティと国際色豊かなメンバーが「クルマ好きを増やす」という目的を持って参加しています。

 モータースポーツを華やかにするレースクイーン。台湾からきたルーキープリティのひとりは「ルーキレーシングはとても良いチームでファミリーみたいで楽しい」とコメント。

 またスーパー耐久を華やかに彩るイメージガール「Swish(スウィッシュ)」もいます。

 彼女達にスーパー耐久の雰囲気について聞くと「スーパー耐久はこれまで参加するのがメインでしたが、自動車メーカーが参加してどんどんお客も増えて、盛り上がっていていい感じです」と話していました。

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 モータースポーツは、レーシングドライバーが注目されがちですが、チームメカニックやレースクイーン、主催者、そしてお客(ファン)で成り立っています。

 そのなかで、スーパー耐久は「水素社会づくり」という部分でモータースポーツの未来、そして自治体と連携により、持続性のある取り組みを行っており、今後の動向にも注目です。