Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14803795032/ | Remixed by THE RIVER

写真拡大

ハリウッド・スターとあらば、街中でパパラッチに追い回され、ファンから声をかけられることは日常茶飯事だろう。プライベートは穏やかに過ごしたいのは当然のことだが、何もないとそれはそれでちょっと寂しいようで……。ケヴィン・ベーコンがくすりと笑えるエピソードを明かしている。

1980年代から現在に至るまで、多数の作品に出演してきたベーコン。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)では「ヘルファイア・クラブ」のリーダー、『COP CAR/コップ・カー』(2015)では悪徳保安官、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」(2022)では本人役など、一癖も二癖もあるキャラクターや悪役、アクの強い人物を演じては大きなインパクトを残す俳優だ。

プライベートのベーコンは、その顔立ちからすぐに周囲に存在がバレてしまうよう。米では、「不満があるわけではないけれど、私の顔は見分けがつきやすいから、帽子と眼鏡を着用するだけでは限界があるんですよ」と語っている。

そこでひらめいたのが、“特殊メイク”という方法だった。「特殊効果メーキャップアーティストに相談したんです。装具をつけた変装を施してくれないかと」。実際に偽物の歯と付け鼻を装着してもらったことで、私たちの知るベーコンの見た目ではなくなったそうだ。

しかし、普段よりレベルアップした変装でもってショッピングモールへ出かけたはいいが、「誰も私に気づいてくれなかったんですよね」と、今度はちょっとがっかりしてしまった様子。

「みんな、私のことを押しのけるみたいな感じなんです、優しくしてくれなくて。誰も“あなたのこと大好き!”って言ってくれないし、よく分からないけど、コーヒーとかを買うのに並ばなきゃいけないし。だから“最悪だ、有名人に戻りたい”って思いました。」

プライバシーを阻害されるのはもってのほかだが、誰にも気づかれないのは物足りない。複雑な心境を明かすベーコンはやはりユーモアと独特の感性に溢れる俳優だ。先ごろ配信がスタートした、映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』でも強い存在感を残している。もちろん変装ナシで。

Source:

The post first appeared on .