インフレと戦う豪のレストランが苦肉のサービスを提供。客が憤慨するわけとは?
食材も人件費も家賃も、何もかもが値上がりするなか、レストラン側は顧客から少しでも多くのお金を徴収しようとしているのかも……。あるオーストラリア人が、レストランで「週末料金を加算された」経験をシェアしました。
この男性がレストランで頼んだのは、ビーフ・ペッパー・ライス2人前と、ペプシマックスという飲み物。清算すると、ビーフ・ペッパー・ライス1人前が16.50豪ドル(約1760円※)、ドリンクは3.95豪ドル(約420円)。その割には合計金額が40.97豪ドル(約4380円)と割高な印象です。
※1豪ドル=約106.8円で換算(2024年6月28日現在)
よくよくレシートを見てみると、「カードの支払い手数料0.79%」と「土曜日料金10%」が加算されていたのです。追加料金にかかったお金は全部で3.92豪ドル(約420円)。食事代金の10.79%ですから、決して見逃せるものではありません。
この男性は、レシートの写真とともに「カードの手数料と追加料金はもはや当たり前なのか?」というコメントとともにオンラインに投稿。男性と同じように、隠れた追加手数料に憤慨する人が多く、「“隠れコスト危機”を止めるために、規制当局はもっと働きかけるべき」という声があふれました。
店舗によっては、「キッチンフィー」「アプリシエーションフィー」などと名前をつけて、食事代金に加算するところもあるのだとか。昨今の経済状況に対応するためには苦肉の策かもしれませんが、海外で食事をするときは、レシートにそんな追加料金が加算されていないか、しっかりと確認したほうがいいかもしれません。
【主な参考記事】
New York Post. Diner outraged at restaurant’s surprise detail on receipt. June 26 2024