オーテク、ノイキャンと“置き忘れアラート”搭載「SOLID BASS」イヤフォン
ATH-CKS30TW+
オーディオテクニカは、重低音が楽しめる「SOLID BASS」シリーズの新モデルで、アクティブノイズキャンセリング機能も搭載した完全ワイヤレスイヤフォン「ATH-CKS30TW+」を6月28日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は13,970円。カラーはスケルトンも含む4色でBK(マットブラック)、BG(ライトベージュ)、GR(エバーグリーン)、TBK(スケルトン)。
カラーはスケルトンも含む4色
既存の「ATH-CKS30TW」をベースとしているが、新たにアクティブノイズキャンセリング機能も搭載。重低音再生にも磨きをかけている。さらに、紛失を防ぐ「置き忘れアラート」機能も搭載した。
独自設計の9mmドライバーと、空気の流れをコントロールする音響スペースとダクトを配置。パワフルな重低音とバランスの取れた中高域を両立したという。
さらに、アプリから選択するプリセットイコライザーも用意。その中にはATH-CKS30TW+専用に作られた「Bass Boost - Deep」も用意。通常のイコライザー調整範囲よりもさらに低い音域の超低域を拡張する事ができる。「Bass Boost - Beat」も選択可能。
BluetoothのコーデックはSBC、AAC。2台のBluetooth機器へ同時接続するマルチポイントにも対応。
イヤフォン部分はIP55の防水・防塵性能を持ち、スポーツや雨の中で使った後で、洗い流すことも可能。
アクティブノイズキャンセリング機能はフィードフォワード方式。ヒアスルーやトークスルー機能も備える。
イヤフォンを置いたまま、スマホを持って離れた場合、Bluetoothの接続電波が弱くなっていく事を検知して、スマホ画面にアラートを表示する「置き忘れアラート」機能を搭載。紛失前に気がつく事ができる。
イヤフォンを置き忘れて離れると、スマホの画面にアラートが表示される
さらに、イヤフォンをBluetooth接続して途切れた、最後の位置情報を専用アプリ「Connect」の地図で表示する機能も備えている。
連続再生時間はイヤフォン本体で7.5時間、充電ケース併用で20時間。充電ケースはスリムに仕上げられている。
音を聴いてみる
「ダイアナ・クラール/月とてもなく」で試聴した。
重低音が特徴の「SOLID BASS」イヤフォンなので、アコースティックベースがズシンと深く沈み、迫力があるのだが、その低音にはちゃんと芯があり、重さを感じる。ボワボワと膨らませた低音ではなく、タイトでソリッドなので非常に気持ちが良い。
また、サウンドが不明瞭になって他の帯域を汚す事がないため、ベースが響いているシーンでも中高域はクリアに聴き取れる。低域の再生能力だけでなく、基本的な描写力の高さが光るイヤフォンだ。
アプリから「Bass Boost - Deep」を選ぶと、深く沈む低域がさらに低く、地を這うようになる。「Bass Boost - Beat」を選ぶと、切り込むようなソリッドさが重視されたサウンドに変化。疾走感のあるロックなどはBeat、重厚な映画のサントラではDeepなど、曲によって切り替えるとより楽しめるだろう。