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 パリ五輪に出場する水球男子日本代表の壮行会が14日、千葉県内で行われた。歌手で俳優の吉川晃司(58)が監督を務める元日本代表などで構成されたドリームチームとの壮行試合も実施され、日本代表は18―13で勝利した。

 立ち上がって指示を出すなど、高い熱量でチームを鼓舞した吉川。「負けず嫌いの塊なので、魂のぶつかり合いの試合を見せてくれた」と両軍を称え、「ちょっと悔しがりながら感動もしていた」と振り返った。

 吉川はU―20水球日本代表のメンバーとして活躍していた元水球選手。16年リオデジャネイロ五輪で32年ぶりに出場を果たした水球日本代表に応援ソング「Over The Rainbow」を書き下ろした。5月には日本水泳連盟水球委員にも就任している。

 「メンバーのみんなも勝つ気で臨んだ」。12年ロンドン五輪金メダルのクロアチア代表ニクシャ・ドブド(38)らレジェンド海外オリンピアンを招集。国内からは16年リオデジャネイロ五輪で主将として活躍した志水祐介(35)ら日本代表OBが名を連ねたが、及ばなかった。

 試合後は「イチ、ニ、サン、ニッポン!」のコールで会場を沸かせた。3大会連続出場の日本代表に向け「メダルも夢じゃないような実力を持っている。余計な緊張せずに試合を楽しんで、全力で臨んでくれればいいなと思う」とエールを送った。