道路冠水で立ち往生 飲食店は水浸し…雷が住宅直撃か 沖縄で記録的短時間大雨情報

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群馬・桐生市では35.7度まで気温が上がるなど、関東各地で2024年初めての猛暑日となった。
一方、沖縄県では局地的に猛烈な雨が降った。

14日午前10時半過ぎ、沖縄本島の西原町で撮影された映像では、道路が冠水し、バスやトラックが通ると水が勢いよく流れていく様子が確認できる。
撮影した人は、「普通の雨だなくらいで、気付いたら『冠水している!』となった」と当時の状況を話す。

午前10時半ごろの豊見城市内では、広い範囲で冠水しているのが確認できた。
動けなくなったとみられる車を3人がかりで押していた。
撮影者は、「降って30分もしないで、あっちこっちの車が冠水でストップするという形で、4台くらいは止まっていた」と話した。

気象庁は豊見城市など4つの市や町について、レーダーによる解析で、午前10時半ごろまでの1時間に約110mmの猛烈な雨が降ったとして、記録的短時間大雨情報を発表した。

当時の雨雲レーダーを見ると、沖縄半島南部に真っ赤で示される雨雲がかかっているのが確認できる。

那覇市でも、午前10時半までの1時間に94.5mmの猛烈な雨を観測した。

沖縄では、大雨と共に雷も各地で発生した。

雷の直撃を受けたという宜野湾市の自宅を見てみると、壁の一部が壊れてしまっていた。
住人によると、午前11時ごろ、稲光が見えズドーンと地響きのような音がしたあと、屋内にあったBSアンテナのコントロールボックスが大破したという。

沖縄本島では、16日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、15日夕方までの24時間に、多いところで100mmの雨が降ると予想されていて、今後も警戒が必要だ。