停止中の「ニコニコ」、サービス開始当時を楽しめる「ニコニコ動画(Re:仮)」開始。「3日で作った」
新バージョン「ニコニコ動画(Re:仮)」
ドワンゴは、大規模なサイバー攻撃を受けて一時停止中の「ニコニコ」を、2006年のサービス開始当時の懐かしさと共に楽しめる新バージョン「ニコニコ動画(Re:仮)」を6月14日15時にサービスリリースした。サービス停止中もユーザーが交流を楽しめるよう、ニコニコの開発チームが自ら提案し、3日で作り上げた新バージョンだという。なお、(Re:仮)はアカウントなしで無料で視聴できる。
ニコニコがサービス開始した 18年前(2006年)の「ニコニコ動画(仮)」を彷彿とさせる、動画視聴やコメントといった必要最低限の機能を備えたシンプルなサイトデザインで、サービスの負荷を考慮し、ニコニコ動画に投稿された作品から一部の動画が視聴可能。
主に2007年の人気動画を中心に、昔の思い出や懐かしさに浸りながら楽しめるラインナップになっているという。ラインナップは定期的に変更予定。なお、アクセス集中を避けるため、国内からのみ利用可能。
さらに、同サービスページ内にニコニコ生放送の人気ゲーム「つりっくま」のプレイ画面を設置し、何度でも遊ぶことができるようにしている。スコアのシェアも可能。
ニコニコは、6月8日早朝からサービス全般を利用できない状態が続いている。この障害は、ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃によるもので、14日15時現在サービスの利用を一時的に停止し、被害状況の全容把握と復旧に向け、調査と対応を進めているとのこと。
また、「ニコニコ漫画」アプリについては、影響を受けなかったシステムが多いことがすでに確認できており、漫画を読む、コメントをする、お気に入りに追加するといった基本的な機能が利用可能な機能縮小バージョンでのサービス再開を検討。6月中の復旧を目指している。