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栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁などが事件の首謀者とみられる男ら2人を14日にも殺人の疑いで再逮捕する方針を固めたことがわかりました。

この事件は今年4月、東京・上野で飲食店を経営する宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)の焼けた遺体が那須町の河川敷で見つかったものです。

事件をめぐっては、▼埼玉県の建設業・平山綾拳容疑者(25)、▼職業不詳で事件の指示役の佐々木光容疑者(28)、いずれも実行役とみられる、▼韓国籍の姜光紀容疑者(21)と、▼元俳優の若山耀人容疑者(20)が死体損壊と殺人の疑いですでに逮捕されています。

また、▼宝島さん夫婦の娘の内縁の夫で、事件の首謀者とみられる関根誠端被告(32)、▼不動産会社経営の前田亮被告(36)が死体損壊の疑いで逮捕・起訴されています。

このうち“首謀者”の関根被告と不動産会社経営の前田被告の2人が仲間と共謀のうえ、宝島さん夫婦の殺害に関与した疑いが強まったとして、警視庁などが14日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことがわかりました。

首謀者とみられる関根被告は、事件の仲介役に犯行を依頼する前、別の飲食業の男性にも「消してほしい人がいる」と宝島さん夫婦の殺害を依頼していたことなどがすでにわかっています。

また、不動産経営者の前田被告は、レンタカーを借りて、自身が管理する品川区の空き家に宝島さん夫婦を連れて行き、夫婦はその空き家で殺害されたとみられることなどがわかっています。

警視庁は、殺害の動機や具体的な指示内容など、全容解明を進める方針です。