X(旧Twitter)の有料会員に提供されていた「いいねの非公開化機能」が、早ければ2024年6月12日から一般ユーザーに提供されると、IT系ニュースサイトのThe Vergeが報じました。

X is about to start hiding all likes - The Verge

https://www.theverge.com/2024/6/11/24176247/x-likes-hidden-private-rollout

Elon Musk's X is starting to hide users' likes

https://qz.com/x-hiding-users-likes-twitter-elon-musk-social-media-1851533513

Xは2023年9月から「いいね」タブを非表示化する機能を有料会員向けに提供していたほか、同社のエンジニアリングディレクターのHaofei Wang氏は2024年5月に、「いいね」タブの表示が不適切な行動を助長するとして、「いいね」を非公開化する考えを示していました。

X(旧Twitter)が誰でもチェックできた「いいね」欄を非公開に、何に「いいね」したか誰でもチェックできるのは間違った行動を助長するため - GIGAZINE



そして、The Vergeは2024年6月12日に、匿名の関係者の話として、Xが早ければ同日中にも「プライベートいいね」機能を導入すると報道しました。

Wang氏もこの日のポストで「今日、何かをローンチします」と述べて、新機能の公開をほのめかしています。



Xのシニアソフトウェアエンジニアであるエンリケ・バラガン氏によると、この機能が実装されても、誰が自分の投稿に「いいね」をしたのかやその回数はわかるとのこと。しかし、ほかのユーザーが誰に「いいね」をしたのかを見たり、それをプロフィールの「いいね」欄で確認したりすることはできなくなります。



The Vergeに情報を提供した関係者は「ソーシャルメディアは全体的に『いいね』の数を重視しなくなってきているので、これは理にかなっています。あるいは、マスク氏がXと距離を置きたいだけなのではないかと思う部分もあります」と話しました。

Xのオーナーであるイーロン・マスク氏はThe Vergeの報道に反応し、「『いいね』をしても誰かに攻撃されたりすることなく、誰もが投稿に『いいね』ができるようにすることが重要です」と述べました。