『テリファー 終わらない惨劇』(C)2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RIGHTS RESERVED Steamboat Willie

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『蒸気船ウィリー』(1928)のミッキーマウスの著作権が失効したのをいいことに製作されるホラー映画『Screamboat(原題)』で、恐怖版ミッキーマウスを『テリファー』シリーズでピエロの殺人鬼アート・ザ・クラウン役を快演したデヴィッド・ハワード・ソーントンが演じることが決定した。米が報じた。

パブリックドメインと化した『蒸気船ウィリー』版ミッキーマウスをホラー転用した企画は既にいくつか登場しているが、今回の『』は、蒸気船の深夜便が舞台。無防備な乗客のニューヨーカーたちが、船上でイタズラ好きのネズミの餌食になっていく悪夢を描く。

『テリファー』シリーズは、ファンの間でスプラッターホラー史上最極悪と言われるシリーズだ。2016年に『テリファー』、2022年には続編『テリファー 終わらない惨劇』が登場したが、あまりにも激しいグロテスク描写のため、米公開時には鑑賞しながら嘔吐する者、失神する者が続出したという特級呪物的映画。このシリーズで殺人ピエロを演じたソーントンが、今度は“ぼくらのクラブのリーダー”を恐怖の殺人ネズミに極悪進化させる。

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監督は、2022年の『The Mean One(原題)』でドクター・スースの児童書『いじわるグリンチのクリスマス』をホラー魔改造させたスティーブン・ラモルテ(ちなみに、この映画でも殺人グリンチをソーントンが演じている)。「ホラー・レジェンドからコメディ・アイコンまで、殺人的なキャストとご一緒できることにとても興奮しています。デヴィッド・ハワード・ソーントンは、私たちのイタズラと殺意をのせた蒸気船ウィリーに、かつてない形で命を吹き込んでくれています。観客の皆さんに『Screamboat』に乗船いただいて、一緒に笑って叫んでもらうのが待ちきれません!」と意気込みを語っている。

Steamboat Willie

ミッキーマウスを演じるソーントンは、「素晴らしいキャストに加わって、『蒸気船ウィリー』にホラー要素を加えて命を吹き込むことに、この上なく興奮しています」とコメント。「『Screamboat』は、恐ろしくて愉快な、大スクリーンでのスリル満点の、ファンにとって見逃せない作品になるでしょう」。

なお、この『Screamboat』の製作は『テリファー 終わらない惨劇』『Terrifier3(原題)』スティーヴン・デラ・シャラ&マイケル・レヴィが手がける。監督とキャストのコメントではコメディ要素が示唆されているが、同時に『テリファー』シリーズでの極悪ホラーノウハウも活かされることになりそうだ。コンセプト・アーティストには『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のクリスチャン・コーデラが、クリーチャー・デザインは「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」(2021-2022)のQuantum Creation FXが手がける。

『Screamboat』は2025年に米公開予定。

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