『ポツンと一軒家』危険な山道を越え…捜索隊を笑顔で迎える80代夫婦「とうとう来ましたか!」

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

6月9日(日)は、ゲストに鈴木ゆうかと沢村一樹を迎えて放送される。

岡山県の深い山の中、ひときわ広く切り拓かれた場所でポツンと一軒家を発見。

捜索隊は最寄りの集落で畑作業をしている女性に衛星写真を確認してもらう。

70歳の女性と42歳の息子によれば心当たりがあるようで、80代の夫婦が暮らしているとのこと。「一緒に行ってみましょうか」と親切にも道案内を買って出てくれた男性は、軽トラックで一軒家まで案内してくれることに。

山あいに流れる川沿いの道を越えて、深い山の中へと入っていく軽トラック。急斜面の山道には「落石注意」や「全面通行止め」などの看板がいたるところに。はたして、こんなにも険しい山の先で、80代の夫婦はどんな生活をしているのだろうか。

しばらく山道を進むと景色が一気に開け、黒い瓦屋根の立派な日本家屋が姿を現す。そこで「とうとう来ましたか!」と笑顔で迎えてくれたのは、84歳の男性と81歳の妻。

衛星写真を見て「上から見たらこんな感じなんですか。あらためてすごい山の中で生活していますね(笑)」とにっこりほほ笑む笑顔が印象的な女性だ。

この日は、ちょうど蒟蒻芋の植え付け中で、捜索隊は作業に同行させてもらうことに。8反もの棚田がある広さだが、昨年に米農家は廃業。田んぼを畑にするための土づくりをするかたわら、蒟蒻芋をはじめ、タアサイや玉ねぎ、葉ワサビなどを作っているという。

棚田は急坂のあぜ道が続くが、畑作業はいつでも夫婦一緒で、年齢を感じさせない足取りで作業をこなしていく。築100年という自宅では、自家製のこんにゃくのお刺身や、自家製の野菜をふんだんに使ったおこわをごちそうになる捜索隊。

そんななか、長女家族と次女家族が家族連れで訪ねてくる。この日はゴールデンウィークで、長期休暇には家族が集ってバーベキューをするのだという。孫やひ孫たちを柔らかなまなざしで迎えた夫婦は、採れたての野菜で準備をしていく。

何をするのも夫婦水入らずの山暮らし。そこには、のんびりと仲良く穏やかに暮らす生活のヒントがたくさんちりばめられていた。