第50回「放送文化基金賞」が6日に発表され、演技賞に阿部サダヲと河合優実が選ばれた。また、2人が出演したTBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』が、ドラマ部門奨励賞を受賞した。

阿部サダヲ(左)と河合優実


河合は、『NHKスペシャル「シリーズ“宗教2世”神の子はつぶやく」』(NHK)で受賞。同番組は、ドラマ部門最優秀賞に輝いた。

また、賀来賢人がNetflix『忍びの家 House of Ninjas』で企画賞を受賞。同作は、ドラマ部門奨励賞となった。

ラジオ部門では、『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が奨励賞に選ばれた。

ほかにも、今年は「放送文化基金500周年記念賞」を制定。黒柳徹子、相田洋氏、重延浩氏、NHK連続テレビ小説制作班、「かぐや」搭載ハイビジョンカメラ開発グループ及び番組制作グループが受賞した。

○第50回「放送文化基金賞」

・ドキュメンタリー部門

最優秀賞:『ETV特集「膨張と忘却〜理の人が見た日本の原子力政策〜」』(NHK福岡放送局)

優秀賞:『鷹を継ぐもの』(テムジン、NHKエデュケーショナル、NHK)

奨励賞:『NHKスペシャル「原子爆弾秘録〜謎の商人とウラン争奪戦〜』(NHK広島放送局)

奨励賞:『BS1スペシャル「“戦い、そして、死んでいく” 〜沖縄戦 発掘された米軍録音記録〜」』(NHK沖縄放送局)

奨励賞:『OTV報道スペシャル「続・水どぅ宝 〜PFAS 汚染と闘う!Fight For Life〜」』(沖縄テレビ放送)

・ドラマ部門

最優秀賞:『NHKスペシャル「シリーズ“宗教2世”神の子はつぶやく」』(NHKエンタープライズ、NHK)

優秀賞:『初恋、ざらり』(テレビ東京)

奨励賞:『Netflixシリーズ 忍びの家 House of Ninjas』(Netflix)

奨励賞:『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ、TBSスパークル)

・エンターテインメント部門

最優秀賞:『歩道・車道バラエティ 道との遭遇』(CBCテレビ)

優秀賞:『るてんのんてる』(読売テレビ)

奨励賞:『ななまるテレビ「今日、解決はしないけど。―熊本で生きるわたしたちのテレビ―」』(熊本放送)

奨励賞:『ラジオの神回テレビで語る』(琉球放送)

・ラジオ部門

最優秀賞:『みんなでひきこもりラジオ』(NHK)

優秀賞:『空想労働シリーズ サラリーマン』(RKB毎日放送)

奨励賞:『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)

・個人賞

演技賞:河合優実(『NHKスペシャル「シリーズ“宗教2世”神の子はつぶやく」』)

演技賞:阿部サダヲ(『不適切にもほどがある!』)

映像賞:高倉天地(『鷹を継ぐもの』)

企画賞:賀来賢人(『Netflixシリーズ 忍びの家 House of Ninjas』)

企画賞:松田望(『ななまるテレビ「今日、解決はしないけど。 ―熊本で生きるわたしたちのテレビ―」』)

パーソナリティ賞:栗原望(『みんなでひきこもりラジオ』)

・放送文化基金50周年記念賞

黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使):テレビ草創期から今日に至るまでテレビ出演者として放送文化を具現化

相田洋(ドキュメンタリスト):長年にわたる優れたテレビドキュメンタリーの企画・制作

重延浩(テレビマンユニオン会長・ゼネラルディレクター):テレビ番組製作業界を理論的にけん引、38年にわたり『世界ふしぎ発見!』をプロデュース

NHK)連続テレビ小説制作班:放送開始から110作品、日本の朝を元気にする“朝ドラ”を制作

「かぐや」搭載ハイビジョンカメラ開発グループ及び番組制作グループ:初めて見る“地球の出”中継の実現