マウスコンピューター、GIGAスクール構想準拠の11.6インチノートパソコンを二種類発表
○令和6年仕様に合致したGIGAスクール構想準拠パソコンを発売
マウスコンピューターがGIGAスクール準拠の2in1タブレットを新発表しました。Windows版のMousePro T1-DAU01BK-Aと、Chromebook版のmouse Chromebook U1-DAU01GY-Aの2機種です。発売は前者Windows版が5月30日で、後者Chromebook版が6月3日。発表にあわせて行われた説明&タッチアンドトライの様子をレポートします。
GIGAスクール準拠のMousePro T1-DAU01BK-A。こちらはWindows版です
液晶が360度回る2in1スタイルです。ペンを使ってタブレットとしても利用可能
天板のマウスロゴは左に寄せられています
GIGAスクール準拠のmouse Chromebook U1-DAU01GY-A。こちらはChromebook版となります
タッチペンを使ったタブレットモードではこんな感じです
2019年に閣議決定をへて2021年度から運用開始されたGIGAスクールですが、実は令和2年の時と現在の令和6年で学習者用コンピュータの最低仕様に変化があります。例えば前者のWindowsパソコンは2016年8月以降に製品化されたCeleron以上、LTE通信対応、RAM4GB以上でWindows 10Pro相当でしたが、後者ではCeleron N4500と同等(Intel製以外も可能)、LTE対応が削られ、RAMは原則8GB以上(例外で4GBを許容する表記もあり)でWindows 11 Pro/Educationとなっています。
マウスコンピューターが発表したのはWindows 11Pro/Educationに対応した「MousePro T1-DAU01BK-A(83,600円)」とChoromebookの「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A(69,850円)」の2製品となります。
両製品に共通しているのは黒筐体の11.6インチ液晶で10点マルチタッチに対応した2in1筐体でCPUにIntel N100を採用し、RAMは8GB。インアウトの2つのカメラを備え、スタイラスペンも付属します。本体は標準3年保証(追加料金で最大5年保証)で、24時間対応の電話、LINEサポートもあります。
Windows機はMIL-STD-810H準拠(76cmからの落下テストに合格)。ストレージはM.2 NVMe接続の128GB。Chromebook機はストレージはeMMCの64GB、自社による75cm落下テストに対応しているほか、本体に収納型の持ち運びハンドルを備えています。
Chromebook版は本体に収納式ハンドルがついているのが特徴。これなら落とす心配も少なそう
スペックは文科省による「学習者用コンピューター最低スペック(令和6年版)」をすべて満たすか上回る内容となっています。
Chromebookのタッチペン。規格が違うため、両社のペンは違うものが付属し、太さも微妙に異なります
キーボードレイアウトが違うのは当然ですが、キーボードサイズや位置も微妙に異なります
Windowsが65W、Chromebookが45WのUSB-Cアダプタを付属。実物はなぜか65Wの方が小さいのですが、プラグはともに折り畳みに対応しておらず、携帯して出先で使うことはあまり考慮されていません。ただ、20V出力が得られるPDアダプタなら(一応)使えるとの事。この辺はありがたいところです。
ACアダプタはChromebook版は45Wで大きく、Windows版は65Wでケーブル脱着タイプ。これは共通化してほしいと思います
サポートはマウスコンピューターの製品ゆえに3年間の保証が付くほか、最長5年まで延長することができます。小学生時代の6年間の保証が欲しいところですが、マウスコンピューターの保証制度が最長5年なので致し方ないところかも。
GIGAスクールに関しては「多数のコンピューターが壊れて修理や交換が間に合わず『一人一台を満たせなくなった』」という報道もあります。
個人的な感想になりますが、マウスコンピューターは自社で保守サービスを実施しており保守のノウハウがありますし、パソコンは現在標準で三年保証という珍しい制度を実施しています。このため「3年程度では壊れない」という自信があるように思えます。
本体を見ると11.6インチの液晶の周辺にはイマドキのノートパソコンからすると考えられないほど分厚いベゼルでしたが、使いやすいサイズと乱暴に取り扱っても壊れにくい設計と思うと納得です。
また、最近のタッチペン付き製品の場合磁石でペンを吸い付かせる機構のついたものが多くありますが、磁石を使うという事は「砂鉄がついたらなかなか落ちない」ことを意味します。今回の製品はUSBポートに取り付けるアダプタが付属しており、磁石を使っていないのはこの辺の考慮があるように思えます。
WindowsとChromebookの二種類(GIGAスクールの生徒用パソコンはiPadも規定されています)を発表しましたが、最近は周辺のサポートもあるChromebookが注目されているとの事。スペックを見るとストレージが少ないのですが、システムが軽いうえユーザーデータの多くもクラウドに保存しており、故障等が発生してもログインしなおすだけでユーザー環境が復活することを考えると教育現場に向いているのかもしれません。
マウスコンピューターがGIGAスクール準拠の2in1タブレットを新発表しました。Windows版のMousePro T1-DAU01BK-Aと、Chromebook版のmouse Chromebook U1-DAU01GY-Aの2機種です。発売は前者Windows版が5月30日で、後者Chromebook版が6月3日。発表にあわせて行われた説明&タッチアンドトライの様子をレポートします。
液晶が360度回る2in1スタイルです。ペンを使ってタブレットとしても利用可能
天板のマウスロゴは左に寄せられています
GIGAスクール準拠のmouse Chromebook U1-DAU01GY-A。こちらはChromebook版となります
タッチペンを使ったタブレットモードではこんな感じです
2019年に閣議決定をへて2021年度から運用開始されたGIGAスクールですが、実は令和2年の時と現在の令和6年で学習者用コンピュータの最低仕様に変化があります。例えば前者のWindowsパソコンは2016年8月以降に製品化されたCeleron以上、LTE通信対応、RAM4GB以上でWindows 10Pro相当でしたが、後者ではCeleron N4500と同等(Intel製以外も可能)、LTE対応が削られ、RAMは原則8GB以上(例外で4GBを許容する表記もあり)でWindows 11 Pro/Educationとなっています。
マウスコンピューターが発表したのはWindows 11Pro/Educationに対応した「MousePro T1-DAU01BK-A(83,600円)」とChoromebookの「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A(69,850円)」の2製品となります。
両製品に共通しているのは黒筐体の11.6インチ液晶で10点マルチタッチに対応した2in1筐体でCPUにIntel N100を採用し、RAMは8GB。インアウトの2つのカメラを備え、スタイラスペンも付属します。本体は標準3年保証(追加料金で最大5年保証)で、24時間対応の電話、LINEサポートもあります。
Windows機はMIL-STD-810H準拠(76cmからの落下テストに合格)。ストレージはM.2 NVMe接続の128GB。Chromebook機はストレージはeMMCの64GB、自社による75cm落下テストに対応しているほか、本体に収納型の持ち運びハンドルを備えています。
Chromebook版は本体に収納式ハンドルがついているのが特徴。これなら落とす心配も少なそう
スペックは文科省による「学習者用コンピューター最低スペック(令和6年版)」をすべて満たすか上回る内容となっています。
Chromebookのタッチペン。規格が違うため、両社のペンは違うものが付属し、太さも微妙に異なります
キーボードレイアウトが違うのは当然ですが、キーボードサイズや位置も微妙に異なります
Windowsが65W、Chromebookが45WのUSB-Cアダプタを付属。実物はなぜか65Wの方が小さいのですが、プラグはともに折り畳みに対応しておらず、携帯して出先で使うことはあまり考慮されていません。ただ、20V出力が得られるPDアダプタなら(一応)使えるとの事。この辺はありがたいところです。
ACアダプタはChromebook版は45Wで大きく、Windows版は65Wでケーブル脱着タイプ。これは共通化してほしいと思います
サポートはマウスコンピューターの製品ゆえに3年間の保証が付くほか、最長5年まで延長することができます。小学生時代の6年間の保証が欲しいところですが、マウスコンピューターの保証制度が最長5年なので致し方ないところかも。
GIGAスクールに関しては「多数のコンピューターが壊れて修理や交換が間に合わず『一人一台を満たせなくなった』」という報道もあります。
個人的な感想になりますが、マウスコンピューターは自社で保守サービスを実施しており保守のノウハウがありますし、パソコンは現在標準で三年保証という珍しい制度を実施しています。このため「3年程度では壊れない」という自信があるように思えます。
本体を見ると11.6インチの液晶の周辺にはイマドキのノートパソコンからすると考えられないほど分厚いベゼルでしたが、使いやすいサイズと乱暴に取り扱っても壊れにくい設計と思うと納得です。
また、最近のタッチペン付き製品の場合磁石でペンを吸い付かせる機構のついたものが多くありますが、磁石を使うという事は「砂鉄がついたらなかなか落ちない」ことを意味します。今回の製品はUSBポートに取り付けるアダプタが付属しており、磁石を使っていないのはこの辺の考慮があるように思えます。
WindowsとChromebookの二種類(GIGAスクールの生徒用パソコンはiPadも規定されています)を発表しましたが、最近は周辺のサポートもあるChromebookが注目されているとの事。スペックを見るとストレージが少ないのですが、システムが軽いうえユーザーデータの多くもクラウドに保存しており、故障等が発生してもログインしなおすだけでユーザー環境が復活することを考えると教育現場に向いているのかもしれません。