やす子

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 ピン芸人・やす子(25)のキャラ変が話題になっている。元自衛官だけに“専守防衛”かと思ったら、攻撃型になって進化したという。

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【写真9枚】まるで別人!?やす子の衝撃イメチェン写真 やす子が“ダメ出し”した「意外な人気芸人」も

 デイリー新潮は昨年11月10日に配信した「やす子がSOS…『ちょいといっぱいいっぱいで…』『いっきに泣いてしまった』業界からも心配する声」で、あまりに忙しすぎて精神的に追い詰められていた彼女の様子を報じた。

 あれから半年しか経っていないが、「彼女のキャラが変わってきた」と言うのは民放ディレクターだ。

「4月24日に放送された『上田と女が吠える夜』(日本テレビ)や5月3日の『酒のツマミになる話』(フジテレビ)でも、彼女のこれまでにない姿が垣間見られました」

やす子

 この日の「上田と女が吠える夜」のテーマは“ストレスを溜め込む女vs発散できる女 イライラ解消SP”。ストレスを溜め込む女として出演したお笑いコンビ・スパイクの松浦志穂(39)が、発散を上回るスピードで次々にストレスが溜まっていくというエピソードを披露した。

松浦:芸人を始めたてのころ先輩に「松浦は怒りの感情を上手くトークで話せるようになったほうがいいと思うよ」と言っていただいて、ムカついたことを忘れないように忘れないようにって生きてきたんですよ。そしたら本当に忘れないんですよ。どんだけ前に起きた出来事でも、怒りの熱量が一切減っていかないんです。ずっと同じ熱量で怒り続けられるんですよ。

――そこに割って入ったのが、ひな壇で松浦の目の前に座っていたやす子だった。

芸人として進化

やす子:松浦さんのこの性格が苦手で、あんまり絡みたくないんですよね。

松浦:なんでよ、やす子ちゃん!

――慌てる松浦を指さして、やす子がとどめの一言。

やす子:一番苦手な先輩なんですよね。

「酒のツマミになる話」では、フジテレビの局内に張ってある「千鳥のクセスゴ!」のポスターに関するお笑いコンビ・千鳥(大悟=44、ノブ=44)へのダメ出しだった。

やす子:ひとつだけ千鳥さんに文句を言っておきたいことがありまして。(ポスターで)大悟さんが右手で敬礼してて、ノブさんが左手で敬礼しているんですけど、自衛隊って左で敬礼しちゃいけないんで、自衛官に見つかったらシバかれると思うんですよね。

大悟:ワシはいいんだ?

やす子:そうです。大悟さんはいいんですけど、ノブさんはもうボコボコにされちゃうと思うんです。私、これ見るたび、イライラしてて。先輩なんですけど……。

 文字に起こすとちょっとキツイが、彼女独特のしゃべり方だからそれほどキャラ変したとも思えない。

「最近のやす子は怒りをネタにするケースが多くなっています。キャラ変と言うより、笑いの引き出しが増えた。つまり、お笑い芸人として腕を上げ、進化しているということです」

SNSのコメント

 そういえば、今年2月に放送された「呼び出し先生タナカ」(フジ)でも自身の怒りを露わにしていた。レギュラー出演する「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(同前)について、「クソ番組ですよ、本当に。一番嫌いな番組。人にドッキリかけてあざ笑ってる。ゴミクソじゃねえかバカ野郎!」と怒りをぶちまけたのだ。

「弱気のSNSが話題になって間もなかっただけに、その毒々しさがかえって心配されたほどでしたが、当時はまだ笑いに昇華できなかったのだと思います」

 発展の途上だったというわけだ。

「もともと彼女はポンコツっぽさから滲み出る愛くるしいキャラで、40代から50代の親世代、さらにその上の祖父母世代からも孫を見守るような感じで人気でした。イジられて面白さが引き立つタイプでした。そこから出演番組が増え、芸人たちに揉まれて経験を積むにつれ、ツッコミやリアクション芸を身につけた。ロケでもトークでも“タレント・やす子”を活かせるようになり、もはやポンコツっぽさはなくなりつつあります。さらに攻撃的なキャラを身につけ、芸に幅が出てきたのです。今ではオールマイティな芸人として評価が高く、人気はしばらく続くでしょう」

 もっとも、心配もあるという。

「彼女自身まだ若いですし、好感度も心配しているようなので、SNSに対するコメントが気になってしまうようです。例えば、マネージャーが欲しがっていた電動自転車をプレゼントした動画をポストすると、『ヘルメットも買ってください』といった指摘が相次ぎました。マネージャーが帽子型のヘルメットを被っていたにもかかわらずです。食べたラーメンの写真をアップしたときには、『初心を忘れないで』『謙虚でいないと仕事が減りますよ』といった書き込みまであったことを、元V6の三宅健(44)の公式YouTubeチャンネルに出演した際に明かしました。そんなコメントは気にする必要がないと思いますが、それが彼女の性格なんでしょう。とはいえ、それを気にしすぎて心身共にキャパオーバーしてしまうかもしれない。それだけが心配です」

デイリー新潮編集部