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ライアン・ゴズリングは激しいアクションや硬派なサスペンスから洒脱なコメディまで、作品や演じるキャラクターの幅が非常に広い俳優だ。子役時代はディズニー・チャンネルの『ミッキーマウス・クラブ』でジャスティン・ティンバーレイクやブリトニー・スピアーズらと共演していたこともあり歌やダンスもお手の物。しかし、大ヒット作『ラ・ラ・ランド』(2016)のダンスシーンには意外な心残りがあるようで……のインタビューにて明かしている。

ロサンゼルスを舞台に女優の卵のミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)の恋と夢を追う姿を描いた『ラ・ラ・ランド』は、第89回アカデミー賞で13部門14ノミネートされ、監督賞、ストーンの主演女優賞や歌曲賞など6部門を受賞した。全世界での興行収入は4億4700万ドルを超え、日本でも大ヒット。中でも、ミアとセブが「A Lovely Night」をデュエットし、グリフィス天文台で踊るシーンは、数々の名作クラシック映画へのオマージュでもあり、2人の幸せな時期を象徴するものでもある。

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インタビュー内で、「あのシーンが映画のポスターになるとは知らなかったんですよね」と切り出すゴズリング。向かい合ってポーズをキメるにあたって、ストーンは空を指さすように、手のひらをまっすぐ伸ばしているが、ゴズリングは手首を曲げている。

「僕は手首を曲げた方がカッコいいと思ったんです。みんな、手首を曲げるのはダサいよと言い張ったんだけど、僕はこっちの方がカッコいいからと聞きませんでした。そしていざ見てみたら、今となったら常に見られるわけですけど、(まっすぐ伸ばした方が)ずっとカッコいいじゃないかと。」

ゴズリングはため息をつきながらションボリした様子で「曲げているとエネルギーが削がれる感じがしますよね。何に向かっているんだ、みたいな。ダラけているというか……僕は『ラ・ラ・ハンド』と呼んでいます」と自嘲している。「ダンサーたちは『ハンバーガーハンド』と呼んでいましたよ」と返され、「ハンバーガーハンド?本当に?それだよ!」と笑った。

作品のアイコン的シーンをハンバーガー呼ばわりされるのは、いささかショックかもしれないが、うまくジョークに昇華できるのもゴズリングならでは。2024年夏公開の『フォールガイ』や2026年US公開の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』など、これからもクールでチャーミングなゴズリングに出会えることに期待したい。

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