横浜といえば中華街。観光客で賑わうこの地でも、大人ならワンランク上を目指したい。

元電通マンの“グルメエンターテイナー”が、東カレ的な楽しみ方をご案内。

フォーリンデブはっしーさんおすすめの店&メニューをチェックして、横浜デートに臨もう!


教えてくれるのは……


フォーリンデブはっしー
自腹の食べ歩きによる全国1万軒以上のグルメ情報を発信中。2023年秋に横浜中華街初の公式グルメ大使に就任。東京と横浜の二拠点で生活しながら、中華街の魅力を伝えている。


プラン1.中華街でVIPに話題!㊙ルームの「蒸気火鍋」
『桂宮』




非公開だった『桂宮』の4階“火鍋ルーム”がこの2月に解禁となり、話題を呼んでいる。



上海セレブの流行を本場のスタイルで!


「蒸気火鍋」とは、海鮮などを蒸していただく、本場セレブの間でトレンドのスタイル。仕入れ次第では、カニやサザエ、すっぽんなどの注文も可能だ。

「鍋底に残ったスープに、麺やご飯を投入して〆るのが至福です」

前日までに要予約。5,500円〜。



隠し部屋が予約できるように


■店舗概要
店名:桂宮
住所:横浜市中区山下町151
TEL:045-226-5088
営業時間:11:00〜(L.O.21:00)
定休日:月曜
席数:365席



プラン2.老舗では、裏メニューを頼んでこそツウになれる
『青葉新館』『鳳林』『東園』



老舗にはひとつやふたつ看板メニューがあるが、他のテーブルと差をつけたいなら「裏メニュー」を頼むのが格好いい。

『青葉新館』『鳳林』『東園』の3軒は、常連からのリクエストに応えながら長く愛されてきた評判の店。




『青葉新館』の「黒酸辣湯麺」1,100円。




『鳳林』の「石焼角煮炒飯」1,320円。




『東園』の「ダールー麺」1,100円。




“メニューにないメニュー”を入口にスタッフと盛り上がって、さらなるディープな一品を開拓してみるのも楽しい。



プラン3.お泊まりの翌朝には、“萬珍樓”のお粥が正解
『萬珍樓點心舗』



オーダーにもコツがあるよ


横浜ステイした翌朝は、ホテルの朝食をパスして女性が喜ぶお粥をチョイスするのが大人の采配。

ここのお粥は“つぶ感”が強く、食べた瞬間に旨みが広がり、前日の美食で疲れた臓腑もじんわりと癒える。

「1人前の量が多いので、お粥をSサイズに、揚げパンはシェアするのが適量」

「鶏粥」「牛モツ粥」Sサイズ各560円、「揚げパン」250円。


■店舗概要
店名:萬珍樓點心舗
住所:横浜市中区山下町156
TEL:0120-400-428
営業時間:【月〜木】ランチ 11:00〜15:00
          ディナー 17:00〜(L.O.21:00)
     【金】朝食・ランチ 8:00〜15:00
        ディナー 17:00〜(L.O.21:00)
     【土・日・祝】8:00〜(L.O.21:00)
定休日:月曜
席数:270席



プラン4.大人のデートは、ムード満点のソファシートへ
『状元樓』



中華街イチ ムーディ♪


はっしーさんが「大人のデートならココ」と太鼓判を押すのが1955年創業の『状元樓』。

“東洋の真珠”と称された1920年代の上海を再現した内装は実に華やかで、2階にある横並びのソファシートにエスコートすれば、ふたりのムードも満点。



ここのフカヒレは手土産に最適


「中華街で一番美味しい」というフカヒレは、木箱に入った手土産用(8,000円)がオススメ。


■店舗概要
店名:状元樓
住所:横浜市中区山下町191
TEL:045-641-8888
営業時間:【月〜金】ランチ 11:30〜(L.O.15:30)
          ディナー 17:00〜(L.O.21:30)
     【土・日・祝】11:30〜(L.O.21:30)
定休日:無休
席数:300席



プラン5.海鮮好きなら、鮮魚店に併設するこの一軒へ
『華錦飯店』




舌の肥えた大人は新鮮な食材を求めがち。そんなレベルの高い要求を一発で解決できるのが、鮮魚店を併設した『華錦飯店』だ。

「中華街で魚に特化した店は珍しく、魚介の鮮度は抜群です」とはっしーさん。



選んだ魚がお好きな料理に


この日の「鮮魚の姿揚げ」(2,750円)は、イシモチを豪快に揚げて甘酢ソース仕立てに。

好みの魚を選んで調理法を相談することも可能。


■店舗概要
店名:華錦飯店
住所:横浜市中区山下町126-22
TEL:045-212-3853
営業時間:【月〜金】ランチ 11:00〜(L.O.14:30)
          ディナー 17:00〜(L.O.21:30)
     【土・日・祝】11:00〜(L.O.21:30)
定休日:無休
席数:75席



プラン6.「湖南料理」で激辛好きの美女も陥落
『湘厨』



なぜだか美女には辛いもの好きが多い気がする。そんな強者を誘いたいのが、四川料理より辛いとされる湖南料理の専門店。



辛さに一切の妥協なし!


3種の唐辛子を使った「牛肉の山椒唐辛子炒め」(1,780円)には、はっしーさんも「香りだけで、むせそうになるくらい辛い」と評価。



一番人気は魚の頭だよ


観光客はほとんどいないが、中華街のシェフたちが御用達というのだから間違いない。


■店舗概要
店名:湘厨
住所:横浜市中区山下町138
TEL:045-274-8582
営業時間:10:30〜(L.O.22:30)
定休日:不定休
席数:29席



プラン7.このプレゼンは他にない!豆腐から作る「麻婆豆腐」
『美心酒家』



麻婆豆腐は外せない、でも他とは差をつけたい……そんな大人は『美心酒家』へ。




「マーボートーフファー」(1,750円)は、目の前で豆乳から豆腐に変わるところを楽しめる。

にがり入りの豆乳が鍋に注がれ、10分ほど置くと完成。




麻婆ソースと薬味をかけていただくスタイルで、はっしーさんも「豆腐の美味しさを存分に楽しめます」と絶賛。


おまけのひと言!


「この店には、伊勢エビやフカヒレ、鮑などの高級食材を使った“ビャンビャン麺”があるらしい。価格はなんと11万円!これぞツウの極み」


■店舗概要
店名:美心酒家
住所:横浜市中区山下町139
TEL:045-228-9888
営業時間:ランチ 11:00〜15:00
     ディナー 17:00〜(L.O.21:30)
定休日:水曜
席数:35席



プラン8.「中華街のカレー」を語ると一目置かれる
『中華菜館 同發本館』



実はカレーの味が店ごとに違う中華街。

その理由は「蕎麦店のカレー」と同様で、「どの店もオリジナルの中華スープでカレーを作るから、味が違うんだよね」と語れば、中華街ツウの肩書きは望むがまま。



「蕎麦店のカレー」理論が中華にも


一例をあげると、「肉料理に強い店のパイコーは絶品」だそうで、『中華菜館 同發本館』の「パイコーカレー」(1,320円)が一押しだ。



おまけのひと言!


「中華街はマッサージ店も充実。この街のシェフたちを足下から支える『足爽館』の足ツボコースは格別で、もうココなしでは生きていけない……」


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