『ポツンと一軒家』捜索隊、築150年以上の家を訪ねると…男性が1人「ようこんなところまで…」

写真拡大 (全4枚)

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

3月31日(日)は、ゲストに市川右團次と夏菜を迎えて放送される。

徳島県南部にある山の真っただ中、切り拓かれた敷地に3つの建物が確認できる。

対向車とはすれ違えないような山道を行く捜索隊は、山の集落で67歳の女性に声をかけ衛星写真を確認してもらう。

すると、「知り合いの家です」とまさかの返答が。向かいの山の急斜面に切り拓かれた敷地を指さして、「あそこに建っている家ですよ」と場所を教えてもらう。

しかし、家までの道のりはとても複雑だと言い、「説明のしようがないので、案内しますよ」と親切にも案内役まで買って出てくれる。

女性が運転する軽トラックの後について山道へと入っていく捜索隊。

荒れた山道はやがて落ち葉で埋まりはじめ、山の運転に慣れていない捜索隊は落ち葉にタイヤを滑らせながらも慎重に進んでいく。

そんな山道の先、切り立つ岸壁の際に築150年以上という大きな家が建っていた。

「ようこんなところまで来てくれましたね」と笑顔で迎えてくれたのは71歳の男性だ。

「家族はいるんですが、8年ほど前から自宅に妻を残して、この家で一人暮らしをしているんです」という。話を聞いていくと、両親が亡きあと、無人になった実家を守るために一人で移り住んでいるのだそう。

代々自給自足の暮らしをしてきた男性。昭和50年頃から、この地で柚子栽培が盛んになり、男性の家でも両親の代になって段々畑に柚子の木を植えて以来、柚子農家として現在でも180本ほどの柚子の木を一人で育てている。

家族と離れて暮らしながらも、親から受け継いだ柚子畑と、先祖代々続くお墓の手入れをしながらこの地で暮らし続ける男性。捜索隊は故郷への愛着と家族への想いをじっくりと聞いていく。