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マーベルの新作アニメシリーズ「X-Men ’97」の脚本・製作総指揮を務めたボー・デマヨが、2024年3月20日の配信開始を直前に控えながら、突然解雇されたことがわかった。米などが報じている。

本作は1990年代に日本・アメリカで放送されたアニメシリーズ「X-MEN」のリバイバル版。デマヨは2021年11月より企画に参加しており、すでにシーズン2の脚本も完成させていた。最近はシーズン1の配信開始に向けてメディアのインタビューに応じていたほか、3月13日(米国時間)に開催されるプレミア・イベントにも参加する予定だった。内部ではシーズン3の計画も話し合っていたという。

ところが3月上旬、マーベル・スタジオはデマヨの解雇を決定。シーズン2以降の製作に関わらないこと、今後のシーズン1のプロモーションにも参加しないことがキャスト・スタッフに通知されたほか、すでに社内のメールアドレスも無効化されたと報じられている。米によると、シーズン1のために新たな取材の予定も組まれていたが、参加はすべてキャンセルされたということだ。

新作のリリース直前にトップの人材が解雇され、プレミアやプロモーションにも参加できなくなるのは異例の事態。マーベルとデマヨの間に何が起きていたのか、解雇の理由は現時点で明らかになっていない。デマヨは自身のInstagramで「X-Men '97」の情報を告知するなどSNSを頻繁に更新していたが、現在アカウントは削除されており、本人は沈黙を貫いている状態だ。

「X-Men '97」以外にも、デマヨは近年のでは「ムーンナイト」(2022)や映画『ブレイド(原題)』の脚本に参加。マーベル・スタジオからの信頼も厚かったとみられるだけに、業界には衝撃が走っている。

「X-Men ’97」シーズン1は、2024年3月20日よりにて配信開始。

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