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DC映画『ザ・フラッシュ』では、懐かしのあの人がカメオ登場を果たした。マルチバースを有効活用して実現した待望の演出、演じた本人はどのような心境だったのだろうか。

この記事には、『ザ・フラッシュ』のネタバレが含まれています。

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(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved (c) & TM DC 『ザ・フラッシュ』ジョージ・クルーニーがサプライズ登場

『ザ・フラッシュ』では閉幕の直前、とあるサプライズ演出が行われた。裁判で父親の無罪を勝ち取ったバリー・アレン(エズラ・ミラー)が外に出ると、目の前に『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)でジョージ・クルーニーが演じたブルース・ウェインが現れたのだ。

ブルースからの着信を受けたバリーはベン・アフレック版ブルースの登場を期待していただろう。思わず「誰だ、この人?」と口走ってしまうも、最後には「まさかあなた、バットマン?」と勘づいた。物語はバリーの前歯がポロッと落ちるなんとも絶妙なところで幕を下ろしたが、背景で流れるヒロイックなテーマ曲も相まって、続きを示唆させるようなラストにも捉えられた。

ジョージ・クルーニーにとっては『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』以来、およそ26年ぶりのブルース・ウェイン再演となった。によれば、クルーニーは復帰のオファーを快諾したというが、のちに米との取材で「僕がバットマン役として復帰することには需要があると思ったんです」と復帰の理由について語っていた。

クルーニー版バットマンといえば、スーツにゴム製の乳首が付けられていたことで有名。ファンの間ではネタとされ、クルーニー自身も自虐するようにもなった。『ザ・フラッシュ』再演の話を受けたクルーニーは、再びスーツを着用する気満々だったようで、製作陣に「僕のゴム製乳首はどこですか?」と尋ねたそう。すると、「ゴム製乳首抜きで出来ますか?」との返答。クルーニーは「それじゃ僕のバットマンではないじゃないか」と感じたという。

米では『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』出演後を振り返り、「なんでだかバットマン役再演の依頼がそこまで多くなかったんですよ」とジョークを飛ばしつつも、バットマンとしての復帰は一度きりのものだったことを認めてもいた。ちなみに『ザ・フラッシュ』公開前、新DCユニバースを任されたジェームズ・ガン監督も、新たなバットマン映画『ブレイブ&ボールド(原題)』でのクルーニーのバットマン再起用は「絶対にない」と。

それでももし、バットマンをもう一度演じることができたとしたら?クルーニーは今後のバットマン再演について、「あの世界には僕が復帰するのに十分ハイになれる薬があるとは思わないですね」と後ろ向きだ。

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