幅広いジャンルの商品をお手頃な価格で販売している「ダイソー」。最近では、健康系のアイテムも多く、気になっているという方も多いのでは? 今回はヨガインストラクターの資格をもつ、ライター高木沙織さんがダイソーで見つけた、ちょっと変わったスリッパをレポートしてくれました。

「つま先立ち」運動が手軽にできる便利グッズ

夕方になると、脚がむくんでパンパンで、冷えもつらいなんて経験はありませんか? 脚は、重力の関係で水分を含む血液やリンパ液の循環が悪くなり、もともとむくみ・冷えが生じやすいパーツです。それに加えて、長時間立ちっぱなし、座りっぱなしの同じ姿勢が続くと、症状が悪化してしまうこともありますよね。

これは、ふくらはぎの筋肉をあまり動かさずにいることと関係が大! ちょっとした運動を取り入れるといいのですが、なかでもおすすめは“つま先立ち”です。

しかし、つま先立ちは不安定でグラグラするし、意識していないと忘れてしまいがち。そこでいい働きをしてくれるのが、つま先立ちをサポートするスリッパ。今回は、ダイソーで見つけた「つま先立ちスリッパ」を試してみました。

かかとがないから、自然とつま先立ちになれる!

筆者はグレーの生地に白い星が散りばめられたカジュアルなデザインの「つま先立ちスリッパ」を購入。

見てのとおり、一般的なスリッパと比べると、足裏がつくインソールの部分が短めでコロンとしたかわいらしい形をしています。

つま先から土踏まずに向かうにつれて徐々に厚みが増していき、いちばん高いところで約3.5cm(独自に計測)。この緩やかな傾斜があるから履くだけで自然にかかとを浮かせてくれるのでしょう。

それともう1つ。ちょうど土踏まずのあたりに丸い突起があるのも特徴的です。これは、ツボ押し的な感じ? 適度な硬さがあるので、ずっしりと体重がかかってもしっかり機能してくれそうです。

家事をするときに履くだけ!手間もなくストレスフリー

早速、「つま先立ちスリッパ」をお試し。履き方は一般的なスリッパと同様で、足先を入れればOK。足の甲に当たる部分は、靴24cmで幅広タイプの筆者でピッタリなサイズ感です。

材質がやわらかいので、ちょっとむくんでいるかな? という夕方でもキツさや痛みを感じにくいところがイイ(個人の感想です)。

深く履きこんでみるとかかとから6cmくらい外にでて、意図せず勝手に床から浮いた状態に。とはいえ、足の半分以上がスリッパに接地しているので、グラグラしにくいです。

そして、ただはいて立っているだけでも、ふくらはぎの筋肉がガチッと硬くなっているのが分かります。家の中で履いてしばらく履いて歩くだけで、ストレスなくふくらはぎの筋肉を刺激できている感じも。

もちろん、瞬間的にむくみ・冷えが改善する…というわけではないですが、「つま先立ちスリッパ」を脱いだあとの脚には、適度な疲労感とスッキリ・軽快さを感じています。

気になる丸い突起ですが、履くと土踏まずにジャストフィットして、グーッと心地いい圧がかかり、脚が疲れているときはとくにうれしい働きをしてくれます。

コロンとした見た目に反して「つま先立ちスリッパ」本体がとっても軽いので、歩きにくさもほとんどないのでは?

ただし、濡れた場所や床の素材によっては滑りやすいところもあるので注意。少しはいていればかかとが浮いた状態に慣れてきますが、不安な方は短い時間からトライしてみると安心かもしれません。

購入から2週間、1日10分前後、はいて過ごしている筆者ですが、今のところ「つま先立ちスリッパ」の形が崩れた…ということはなく、まだまだ現役感を保ってくれています。

視界に入りやすいところに置いておけば、立って作業をするときにサッとはけていいですよね。気になった方は、店舗やネットストアをチェックしてみてください。

商品ラベルに記載されている、使用上の注意をよく読んで使用してください

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紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください