広島とG大阪が新スタジアムで火花を散らした。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 2月10日、「エディオンピースウイング広島」のこけら落としで、サンフレッチェ広島とガンバ大阪が対戦した。

 序盤から両チームともセットプレーなどから得点を目ざすも、なかなか決定的なチャンスを作れない。

 前半終盤には広島の柏好文が鋭いシュートを放つが、横浜F・マリノスからレンタルバックしたGK一森純の好守に阻まれ、モノにできず。柏は思わずピッチに倒れ込み、2万6418人が入ったスタジアムはため息に包まれた。
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 スコアレスで折り返すと、迎えた48分に広島のピエロス・ソティリウが左サイドからのクロスに豪快なヘッドで合わせ、ついに記念すべき新スタジアム第1号を奪う。

 待ちわびた瞬間にスタンドは大いに沸くが、アウェーのG大阪も黙っていない。59分に岸本武流が押し込み、同点に追いつく。

 その後、互いにメンバーを変えながら勝ち越しを狙うなか、G大阪の倉田秋が88分に逆転弾をゲット。このまま2−1で長い笛が吹かれ、アウェーのG大阪が白熱の一戦を制した。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)