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巨匠ジェームズ・キャメロン渾身の『アバター』シリーズは、想像を絶する長編となりそうだ。米のインタビューにて、キャメロン本人が、第6作・第7作までアイデアが浮かんでいることを明かしている。

3D映画を世に送り出した第1作『アバター』(2009)から13年、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)は、最先端の技術をもって圧倒的な映像体験を観客にもたらし、歴代3位の興行収入をした。キャメロンの創作意欲はまだまだ尽きることなく、続編の製作を果敢に進めている。

第3作では邪悪な側面を持つナヴィ族「アッシュ・ピープル」が登場し「火」がテーマとなること、『アバター4(仮題)』では大きなタイムジャンプがあり、その物語は地球が舞台の『アバター5(仮題)』へ発展することが現時点ではいる。全5作でも十分な巨編だが、キャメロンには更なる構想がある模様。「5作目までは完全に書き終わりました。シリーズの6作目と7作目もすでにアイデアがあります」とコメントしている。

しかし、2023年の全米脚本家組合のストライキにより、製作スケジュールは大きく影響を受けている。第5作の米国公開予定は当初の2028年12月22日から2031年12月19日と約3年となっており、キャメロンの頭の中にはすでにある第6作と第7作はいつ形になるのか、まったく予測できない状況にある。この点についてはキャメロンも十分考慮しているようだ。

「恐らく、どこかの時点でバトンを渡すことになるでしょう。つまり、寿命が近づいていますからね。でも私たちは今やっていることを楽しんでいますし、愛しています。素晴らしい方々と仕事ができるようになりました。」

また、キャメロンは『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』がシリーズのインスピレーション源であったと述べ、「私たちはまだ小さなユニバースです。まだ2作しか作っていなくて、3作目の途中です。時を超えた文化的なインパクトを残すために、心とエネルギーの全てを注がなくてはいけません」と意気込みを強調している。

キャメロンはこれまでも、「人生で描きたいことはほとんど『アバター』で描ける」など、本シリーズがいかに大事な存在であるかをきた。一方で、キャメロンにとっては同じくキャリアを代表するシリーズとも言える『ターミネーター』についてもの脚本を書き始めていると2023年5月に明かしたほか、『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)の続編企画へのも認めている。キャメロンが抱えている、途方もない数のプロジェクトたちが全て結実してくれればと願わずにはいられない。

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