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『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)のソフィア・コッポラ監督最新作『Priscilla』が邦題を『プリシラ』として、2024年4月12日(金)より全国公開されることが決定した。あわせて場面写真8点が到着している。

『ロスト・イン・トランスレーション』や『SOMEWHERE』、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』などを手がけ、ファッション・アイコンとしても注目されるソフィア・コッポラの最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。華やかな恋に隠された孤独が描かれる。

また今回到着した場面写真8点は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から、恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時に話題となった結婚式の写真を再現したシーン、自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そして、ジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、映画『プリシラ』の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンとなっている。

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常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、本作ではフランス出身のロックバンドPhoenixが担当。美しく精巧な美術とともに1960~70年代の空気を伝える。

主演は、本作で第80回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー。第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、海外では高い評価を受けている。
 
ソフィア・コッポラ監督が「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です」と語るように、プリシラの視点で描かれる魅惑と波乱の日々に観客もまた引き込まれていく。

シャネルやヴァレンティノが彩る飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作。2023年秋にA24の配給により、全米で公開。そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットを記録した。

『プリシラ』あらすじ ©The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023

14歳のプリシラは、世界が憧れるエルヴィススーパースターと出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。

映画『プリシラ』は2024年4月12日(金)より全国公開。

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