(左から)みに隊士たちに囲まれた不死川玄弥役/岡本信彦、竈門禰豆子役/鬼頭明里、竈門炭治郎役/花江夏樹、我妻善逸役/下野紘、嘴平伊之助役/松岡禎丞 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』公開を記念した公開記念舞台挨拶が、2月2日(金)・2月3日(土)の二日間にかけて開催。舞台挨拶初日となる2日には竈門炭治郎役/花江夏樹、竈門禰豆子役/鬼頭明里、我妻善逸役/下野紘、嘴平伊之助役/松岡禎丞、不死川玄弥役/岡本信彦が登壇した。

>>>『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』舞台挨拶の様子を見る(写真9点)

アニメ「鬼滅の刃」は、集英社ジャンプ コミックス1巻〜23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作。アニメーション制作はufotableで、今年春から新章『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』が、全国フジテレビ系にて放送開始予定だ。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は前シリーズ「刀鍛冶の里編」第十一話の劇場初上映に加え、鬼舞辻無惨との決戦に向けての覚悟を固めながら、各柱を巡る”柱稽古”で自身の能力の限界を超えようと足掻く炭治郎や善逸、伊之助をはじめとした鬼殺隊の姿を描く「柱稽古編」の第一話が世界初公開となる。

本編映像は全編4Kアップコンバートを実施。音楽も5.1ch、7.1ch等、フォーマットに合わせて最適化が図られるなど、劇場鑑賞ならではの迫力の音と映像を楽しめるようになっているのが注目ポイントだ。
日本国内で全国427館(通常版:377館+IMAX版:50館)上映に続き、世界140以上の国と地域で順次公開予定となっている。

ゲストの5人が登壇すると、会場は大きな拍手に包まれた。満席の会場とライブビーイングで見ているファンに向けて花江が笑顔いっぱいに「こうしてワールドツアー上映の初日と皆さんと、そして全国のたくさんの皆さんと迎えることができて、本当に『よかったねぇ』という気持ちでいっぱいです」と劇中のセリフを引用しながら挨拶した。

トークでは花江と鬼頭が「刀鍛冶の里編」第11話で禰豆子が太陽を克服したシーンを振り返ったほか、『鬼滅の刃』舞台挨拶は初登壇となる岡本は、本作の印象について「ファンがエネルギッシュ」とコメント、不死川の印象を「最初に出てきた時は嫌な奴という印象だったかもしれないけれど、過去が見えてくると、ただ一生懸命なだけ、という実は可愛らしい子」と語り、普段なら女性の声優が演じることの多い幼少期の声も演じることになった際の驚きなど、収録時のエピソードを明かした。

初公開となった「柱稽古編」では蛇の呼吸と風の呼吸の映像表現に驚いたという下野は、「これから柱が出てきて、どういう呼吸と技が出てくるのか、期待が膨らみます」と興奮気味に感想を語り、松岡は「ここから地獄の一丁目か、という感じですね」と最終決戦に向けて修練を重ねていく鬼殺隊隊員たちとへ思いを寄せた。

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

下野は「柱稽古編」で炭治郎や禰豆子に久しぶりに再会したことの嬉しさから善逸のお芝居に気合いが入りすぎてしまい、「あまりに気持ち悪すぎるんで(テンションを)少し抑えてください」とスタッフに注意されたという裏話を明かし、会場を湧かせた。
鬼頭から「久しぶりの日常のシーンだったので、とびきり可愛い禰豆子を見せてやろう」と思いながら演じたというコメントが飛び出し、「そんな禰豆子の可愛さに心の叫びを一言」というMCのムチャ振りに応えた下野は「可愛すぎるでしょ〜!」と絶叫、観客から大きな拍手が送られた。

ここで「柱稽古編」の新主題歌情報が発表となった。オープニング主題歌「夢幻」はMY FIRST STORYとHIDEがコラボレーションした楽曲で、MY FIRST STORYのHiroからの「世界中で愛され続けている『鬼滅の刃』を、まさに自分達の師でもあり、優しい先輩でもあるHYDEさんと一緒に歌う『夢幻』という曲が、この作品をより一層彩り、昇華させられたらという思いでいっぱいです」、そしてHYDEからの「『柱稽古編』は主人公たちが絆を深め、よりたくましく成長する重要なストーリーとなるので楽曲も一緒に物語を盛り上げていけたらと思います」というメッセージを、それぞれ花江と鬼頭が代読。
また『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』のスペシャルエンディングとなる、MAN WITH A MISSION×miletと椎名豪の最強コラボによる「勝利の鳴動 〜絆ノ奇跡 & 竈門禰豆子のうたREMIX〜」が、2月14日(水)0時に配信されることも併せて発表された。

ここで、みに隊士(キャラクター)の炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助、玄弥が登場。登壇のキャスト陣は今後のワールドツアー上映で世界を巡ることになり、その間は彼らが日本各地を訪れるグリーティング付きの上映会「じゃぱんつあー」に同行することになる。
それぞれの旅の成功と安全を祈念した出発式が行われ、花江の「『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ』が多くの方に届くことを願いまして、そして我々のワールドツアー、そして炭治郎たちのじゃぱんつあー成功を祈願して……行ってきまーす!」という掛け声と発射されたテープ、そして大きな拍手に送られながら、みに隊士たちは会場を後にした。

最後に花江が「我々一同何度も煉獄さんの言葉を借りるんですけど、『心を燃やして』アフレコに挑んでいました。その気持ちが皆さん、そしていろんな人につながって『鬼滅の刃』という作品がどんどん大きくなって盛り上がっていくことを願っています!」と締めくくって、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。

※ 禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable