iPhoneでの物理キーボードによるタイピングを可能にするケース「Clicks」が登場しました。

↑Clicksより

 

iPhoneといえば物理キーボードを搭載しないことで、現在のスマートフォンのスタンダードな存在となったのが有名です。iPhoneの発表時に故Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)が、「物理キーボードは無駄だ」と切り捨てたのを、憶えている人も少なくないはず。

 

そんなJobsの思いを裏切るかのように登場したClicksは、iPhone 14 Pro/15 Proに装着することで、iPhoneでの物理キーボードによるタイピングを可能とします。ケースはハードウェアキーボードとして機能するので、ソフトウェアキーボードは表示されなくなります。

 

キーボードは文字入力だけでなく、ディクテーションの起動や絵文字、ホーム画面への移動やスクロールなどのショートカットも利用可能。暗い場所では内蔵バックライトがキーボードを照らしてくれます。ケースはLightningかUSB-Cに対応しており、パススルー充電も可能。ワイヤレス充電にも対応していますが、MagSafeは搭載していません。本体カラーはイエローとグレーの2色です。

 

Clicksの価格は139ドル(約2万円)で、2月〜3月に出荷予定。また2024年春には、iPhone 15 Pro Maxに対応したモデルも159ドル(約2万3000円)でリリースされます。タッチパネル式スマホ全盛の今でも物理キーボードが忘れられないあなたに、うってつけの一品となりそうです。

 

Source: Clicks