【今日のブンデス】同じ出発点だったのに…不振ドルトムントと無敗レバークーゼン

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これだけ抑えれば、ブンデス通!12月19日のブンデスリーガニュースを、ドイツの視点でまとめて振り返る、『今日のブンデスリーガ』。本日のテーマは打倒バイエルンを掲げてシーズンに臨むも、一転して監督、SDの去就問題に揺れるボルシア・ドルトムントを、一方で開幕から公式戦無敗でバイエルンをおさえ首位で年越しを迎えた、レヴァークーゼンと比較して、現状について解説します。
ドルトムント、年末の話し合いでは大きな決断
2023年度の上半期では猛烈な追い上げでブンデスリーガ優勝まであと一歩まで詰め寄るも、下半期では再び浮き沈みの激しいシーズンを繰り返して、終盤8試合でわずか1勝。最低目標であるCL出場圏獲得まで勝ち点差6、首位レバークーゼンとはすでに勝ち点差15もつけられた中で、果たして年明けもドルトムントはエディン・テルジッチ監督で臨むのか?この質問を受けた指揮官は「もちろん、そう信じている。これまでボルシア・ドルトムントは、後半戦で異なる顔をみせてきた歴史がある」と言葉を続けた。ただ実際にその判断が下されるのは、これからの話だ。テルジッチ監督と共にヴァツケCEO、外部アドバイザーのマティアス・ザマー氏、セバスチャン・ケールSDなどを交えた話し合いは、これから行われる予定となっており、「後半からまた全て失われた。これはシーズンを反映するものだ」と吐露したテルジッチ監督のみならず、ケールSDもまた去就問題に揺れているところ。
ケールSD「半年ごとに同じ話の繰り返し!」
なぜ一貫性の欠如がいつまでたっても解消されないのか?なぜ本来格下とみられる相手であってもストラクチャーに不足部分がみられてしまうのか?そもそも何故これほど多くの選手達が思うように力を発揮できずにいるのか?なぜ国際舞台では奮起して、国内では大きな差が生まれてしまっているのか?ケールSDは「残念なことに我々は、何度も繰り返し話し合わなくてはならないテーマが幾つもある。それは夏にも1年前にも話し合ったはずなのだが。それを中断期間のたびに行っている。今回もしっかりと向き合って解決策を見出していきたい」と述べ、「もちろん別の形で今回の期間を迎えられることを期待していたよ。でも今冬にこの挫折から正しい結論を導き出さないと。それは昨年も3年前にも見せた」と前を向く。
選手達から監督支持の声、CL出場枠拡大の恩恵の可能性も
主将ジャンは「後半から解決策を見出せず、またミスを連発してしまい、コントロールを失ってしまった」とスカイに対してコメント。2度のクロスバー直撃やマインツに同点とされたシーンなど、「今はツキにも見放されているところがあり、 「皆が勝ちたい、成功したいと思っているけど、現時点ではそれがうまくいっていない。いまは一息ついて、頭の中を空っぽにして、また来年から巻き返しをはかっていきたい。 監督との関係性は良好で、結果としてもチャンピオンズリーグで生き残れているし、必ずしも監督の責任というわけではないよ。クロスバー直撃に監督が関与したわけでもないんだし」と付け加え、ユリアン・ブラントも「監督には全く問題なんてない」と支持を表明。また来季のCL出場クラブ数増加で結果的に5位でもCL出場が叶う可能性もなくはないが、いずれにしてもそれでもこれから数日間は、ドルトムントにとって大きな判断を迫られることになるはずだ。
ケールSDとロルフェスSD、同じ道を歩むも…
その一方で真逆の道を歩んでいるのが、バイヤー・レバークーゼンだ。同時期のドイツ代表MFという共通点だけでなく、かたやフェラー氏、かたやツォルク氏から共に指導を受け、そして同じ2022年夏から独り立ちするなど、クラブとしての立ち位置も含めて非常に多くの共通点のある2人だ。そこでケールSDはユース監督だったエディン・テルジッチ監督をトップチームに招聘。一方のロルフェス氏はまずゲラルド・セオアネ監督を招聘するも、カタールワールドカップを迎えた頃は、ドルトムントは6位、レバークーゼンは13位と不調。後者は半年経たずに修正を行い、その結果で招聘したのが、シャビ・アロンソ監督である。
レバークーゼン、開幕から公式戦無敗で年越し
元スター選手の外国人指揮官の下、それから半年でV字転換を図ることに成功すると、今度は夏にはロルフェス氏が見事な戦力補強に成功。ボニフェイス、ホフマン、シャカ、グリマルドらを獲得し、いまやバイエルンを抑えて無敗でブンデス首位に。この夏にはホップ、そしてステップを迎えて、いまからジャンプに臨むレバークーゼンの一方で、同じくドルトムントも昨季後半戦での猛烈な巻き返しからブンデス優勝にあと一歩まで迫りながらも、この夏での”ステップ”をまたしても果たせず、ジャンプどころかケールSDが嘆いたように今季前半戦ではまた同じことの繰り返しで、再び”ボップ”からのチームの立て直しを迫られている。
主な移籍情報
フランクフルト:マルクス・クレーシェSDは「これから半年間、ドニーが我々とともに戦うことになるだろうと自信をもっているよ」とコメント。”ドニー”とはマンチェスター・ユナイテッドに所属するオランダ代表MF、ドニー・ファン・デ・ベークのことで、「若いチームである我々には経験が必要なのだ。そこでドニーは確実に力となってくれることだろう」と語った。
ドイツ代表:マックス・クルーゼが水曜日に35歳で現役生活にピリオドを打つことを発表した。ブンデス通算307試合に出場したストライカーは、ドイツ代表として14試合に出場するなど、その優れた得点感覚が印象的で、また東京五輪にてカメラ越しに恋人へのプロポーズや、コヴァチ監督との確執などピッチの内外にわたり、良い意味でも悪い意味でも話題が尽きることはなかった。
シュツットガルト:メキシコ1部アトレティコ・サン・ルイスにレンタル中のマテオ・クリモヴィッチが完全移籍の見通し。元ブンデスリーガーのディエゴ・クロモヴィッチを父にもつ23歳はこれまで同様に浮き沈みの激しさを見せ、買取オプションの150万ユーロとはいかないが、80万ユーロで落ち着くようだ。
ダルムシュタット:ちょうど1年前にクラブ史上最高額で獲得した、フィリップ・ストジルコビッチ(独2部15試合3得点、独1部6試合無得点)が、フィリップ・ストジルコビッチたいブンデス2部カイザースラウテルンから関心を受けており、すでに移籍の流れにあるようだ。
ハイデンハイム:パトリック・マインカが2027年まで契約を延長したことを、今年最終戦となるフライブルク戦前に発表した。
セルビア1部レッドスター:この夏に大きな期待で迎えられた、バラク・バハル監督だがわずか半年で後にすることとなった。CLと国内リーグでの不振が理由で、宿敵パルチザンとのダービーでの敗戦が致命傷に。後任はヴラダン・ミロイェヴィッチ氏とみられている。
オーストリア1部RBザルツブルク:かつてケルンで公式戦通算327試合に出場し、この夏に退団となって以来フリーが続いていた、ティモ・ホルンが新天地をオーストリア1部、ザルツブルクに見出したようだ。アレクサンダー・シュラーガーに続く第2GKの役割が見込まれている模様。
