『タモリステーション』総力検証!《富士山噴火》灼熱1200度のマグマ再現実験にタモリも驚愕
もしも今、富士山が噴火したら日本はどうなるのか――? 本日11月25日(土)放送の大型特番『タモリステーション』では、霊峰・富士の火山としての側面に注目。さまざまな角度から富士山噴火を検証し、最新研究から防災を考えていく。
番組では噴火のすさまじさを探るため、タモリ自ら富士山・宝永火口を訪れ火山のパワーを体感するほか、最新研究を取材、さまざまな実験にも立ち会う。
◆マグマの再現実験に脅威を実感
富士吉田市にある富士山科学研究所でタモリが立ち会ったのは、溶岩流実験。
富士山の石を溶解して、約1200度のマグマを人工的に再現。それを富士山に見立てた砂山から流し、マグマに触れると、斜面の樹木やふもとの水場一帯はどうなるのかを検証する。
真っ赤にうごめくマグマを目の当たりにしたタモリは、「なかなか普段の生活でマグマを目の前で見ることはできないですからね。スゴイな、この実験」と興奮。その実験から浮かび上がる溶岩流の危険とは。
◆噴火は予測できる?最新研究による被害想定
また番組では、富士山はどこから噴火するのか、周辺の最新被害想定をおさえていく。
噴火と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、山頂もしくは中腹を火口として噴き出すパターン。しかし最新研究では、新たな噴火が起きた場合、意外な場所が火口となる可能性が浮上している。いったいそれはどんな地点なのか――最新ハザードマップから読み解いていく。
実は5600年の間に約180回の噴火を繰り返し、平均すると30年に一度噴火しているという富士山。しかし、宝永噴火以来、現在まで300年以上沈黙しているため、大量のマグマを蓄積している可能性は高く、専門家は「次の噴火は大規模なものになる可能性も高い」と指摘している。
そんな最新研究を踏まえながら、番組後半では、近隣県だけでなく東京をはじめとする首都圏を襲う被害にも注目。火山灰によって鉄道、食糧、電力、ガス、水道など都市機能はどうなってしまうのか。
また、非常食や服装はどんなものをどのくらい備えておいたらよいのか。万が一への備えを徹底検証していく。
自宅にさまざまな防災グッズを備えているというタモリだが、「これは考えてなかったなぁ…」と“大事なモノ”を用意し忘れていたことに気づかされる場面も。
すべての収録を終えたタモリは、「情報が非常に豊富でわかりやすいと思います」と、富士山噴火の最新研究を伝える今回の内容に太鼓判。
また、「富士山は大変美しく、我々に数々の恩恵をもたらしていますが、その一方で300年間の沈黙によるマグマの“タメ”が、ちょっと不気味ですよね。どれだけ溜めこんでいるのだろう、と…」と富士山がはらむ危険を実感したよう。
「実は私は意外と備えをしているほうで、万が一のときのために発電機や石油ストーブ、ガスストーブも準備しています。備蓄もきちんとしているつもりでしたが、この番組で“あるモノ”を準備し忘れていたことに気がつきました。備えておかねばアッと思ったときには遅い。自分事としてとらえないと危ないですね。そして年々情報が変わってくるので、常に防災意識をアップデートしていくべきだなと思いました」と感じたことを明かしていた。