MicrosoftのWindows Terminalの開発を行うChristopher Nguyen氏は、OSSで開発が進められているWindows Terminal Canary版に"Terminal Chat"機能を追加していることを11月17日、公式ブログでアナウンスした。

最新のWindows Terminal Canary版には設定に"Teminal Chat"が加わっており、現在のところAzure OpenAIだけだが、Service Providersを選択し、Endpoint、Secret keyを入力してターミナルのAI補助の恩恵を受けられる仕様だ。Azure OpenAIでは、gpt-35-turbo modelを用いてAzure OpenAI StudioのChat playgroundからエンドポイントキーを取得、ターミナルでは使用するシェルに応じたコマンドの質問にAIが回答する様子を示している。OSSで開発されているWindows Terminalだが、Christopher Nguyen氏はオープンソースコミュニティの参加がWindows Terminalに搭載できる最小限のAI機能セットを特定するのに役立つと述べている。

Windows Terminal Canary版には設定に"Teminal Chat"設定項目

Azure OpenAIによる"Teminal Chat"機能の様子(公式ブログより)