宮藤官九郎、11年ぶりに菅野美穂と共演!『ゆりあ先生の赤い糸』で“禁断の恋”の相手の父親役に

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菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』。

11月23日(木)放送の第6話に、主人公・伊沢ゆりあ(菅野)の“禁断の恋”の相手の父親役で宮藤官九郎が登場する。

物語はいよいよ後半戦に突入。

夫・伊沢吾良(田中哲司)がついに昏睡状態から目覚めるなか、ゆりあはワンオペで息子を育てる若きイケメン便利屋・伴優弥(木戸大聖)との“禁断の恋”に、どんどんのめり込んでいく。

そんななか、ゆりあが優弥の父・伴博と初対面を果たすことに。この気になる父親役を、宮藤官九郎が演じる。

◆「俺の息子にしてはイケメンすぎる」

息子役を演じる木戸について、「俺の息子にしてはイケメンすぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない」と、つい戸惑ったという宮藤。

しかし、実際に木戸と会うと、その人柄に一瞬で惚れ込んだそう。「本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです」と、称賛の言葉が止まらない。

そんな木戸とともに、のびのびと気持ちよく親子を演じた宮藤。

「風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるかわからない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います」と、手応えをにじませる。

◆11年ぶりの共演に菅野美穂も感動!

そんな息子&孫思いの父・博は、息子と“禁断の恋”を育むゆりあに対し、どう接するのか。実はその後、この初対面がゆりあの心を新たに揺るがすことに。

そして、菅野と宮藤の化学反応にも注目だ。かつて単発ドラマ『Wの悲劇』(2010年)で恋人役、2012年公開の映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』では夫婦役を演じた菅野と宮藤。

2017年には宮藤が脚本を手掛けた『監獄のお姫さま』に菅野が出演し、“出演者×脚本家”という形でふたたびタッグを組んだが、俳優として共演するのは実に11年ぶりとなる。

久々の共演に、菅野も「前作から11年ぶりだなんて…!そんなにもお互いに年を取ったんだなって、しみじみしちゃいますね(笑)。今、1月期の脚本を書いておられるそうで、お忙しいなかこちらにも来てくださって、本当にうれしいです」と大喜び。

撮影でも「抜け感があって飄々としながらも、父親としての思いもしっかりと投げかけてくださって…。宮藤さんは脚本だけでなく、演技も天才だなってあらためて思いました!」と、感動が止まらなかったそう。

一方、宮藤も「オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前で素敵だなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです」と高揚。

そんな宮藤に菅野が表現する“おばさん”の真骨頂を尋ねると、「いちばんは笑い方、それもカメラが回ってないときの(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえてくると、ちょっとホラーな感じ」との回答が。

さらに「おばさんだけど思い切りがよく、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。『もっとやれ!』と思いながら見ています」と絶賛する。

菅野が率先して作ってくれる「楽しく明るいムード」に満ちた現場の空気共々、たっぷりと撮影を堪能したようだった。