Microsoftが2023年11月16日にプレビュー版としてリリースした「Windows 10 22H2 Build 19045.3754」において、Copilot in Windowsが搭載されました。

Releasing Windows 10 Build 19045.3754 to Release Preview Channel | Windows Insider Blog

https://blogs.windows.com/windows-insider/2023/11/16/releasing-windows-10-build-19045-3754-to-release-preview-channel/

How we are maximizing value in Windows 10 - Microsoft Support

https://support.microsoft.com/en-us/topic/how-we-are-maximizing-value-in-windows-10-7dca25fa-be2f-492d-b99c-bf3342be7037

Microsoft is bringing its AI Copilot to Windows 10 soon - The Verge

https://www.theverge.com/2023/11/16/23963576/microsoft-copilot-windows-10-ai-features-release-preview

Copilot in Windowsは2023年9月のアップデートでWindows 11に標準搭載されましたが、Windows 10には搭載されていませんでした。

Microsoftが2023年9月26日のアップデートでWindows 11にAIアシスタント「Microsoft Copilot」を標準搭載することを発表 - GIGAZINE



Windows 10でのCopilotはWindows 11のものと非常によく似た見た目・機能を持っているものの完全に同じというわけではなく、Windows 11でしか実現できない機能が削除されているとのこと。また、Windows 10でのCopilotの使用には4GBのRAMと720pの画面解像度があれば問題ないと述べられています。



ただし、ペイントのAI機能などクライアント側のリソースをたくさん消費する機能については、Windows 10の低いハードウェア要件ではパフォーマンスが悪化する可能性があるため今回のリリースには含まれていません。こうした機能を搭載するかどうかについてはまだ評価の途中であり、今後検討していくとのこと。

MicrosoftはWindows 10のサポートを2025年10月14日に終了する予定と発表済みで、サポート終了まで2年を切っているOS向けに新機能を搭載する点について、「私たちはWindows 10へのアプローチを再考し、プレビュー段階のCopilot in Windowsを含め、誰もがWindows PCから最大限の価値を確実に得られるように追加投資を行っていく予定です」と述べつつサポートの終了日が変更されないことを明確にしました。

Windows 10へCopilotが搭載される予定であることを事前に報道したニュースサイトのWindows Centralによると、Windows 10へのアプローチはCopilotの市場シェア拡大を狙ったものとのこと。Windows 11の稼働端末数が4億台から5億台なのに対し、Windows 10は10億台以上の端末が稼働しており、Microsoftはこの10億台についてCopilotを展開できる市場と認識したと分析されています。

MicrosoftがWindows 10向けにAIアシスタント「Microsoft Copilot」を導入予定 - GIGAZINE