山中伸弥教授、53歳で他界した親友・平尾誠二さん。最後まで前向きだった姿に尊敬の念
11月9日(木)の『徹子の部屋』に、京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授の山中伸弥氏が登場する。
2012年にノーベル賞を受賞した山中教授。
2022年に12年間務めたiPS細胞研究所の所長を退任、名誉所長になり本格的に研究職へ復帰した。
この12年で研究の現場は激変し、自分では使い方のわからない機材も。
そのため今は専門家の力を借りチームで研究を進めるようにしているという。
自身の研究は主にアメリカでしているので、若いスタッフは「シンヤ」と下の名前で呼んでくる。
日本では若い研究者に「シンヤ」と呼ばれることはないので新鮮な気持ちでいるとか。
7年前、53歳の若さで病に倒れた“ミスター・ラグビー”こと平尾誠二さんは、40代でできた親友だった。
対談の仕事で出会いすぐに意気投合、家族ぐるみの付き合いをしていたそう。
病気の診断を受けた直後から亡くなるまでの約1年、「自分が同じ病だったらどうするか」と考え平尾さんの相談に乗っていた。
病状が厳しく従来の治療では効果が出なかったため治験の治療を勧めたときも、どんな副作用があるかわからないのに「世界で初めて受けるんだ」と笑顔で自慢するかのように言っており、その最後まで前向きで強い姿に尊敬の念を抱いたと語る。
マラソンランナーとしても知られる山中教授。本当に苦しいときには平尾さんの力強い声援が聞こえてくるという。