「レーザーパトが目撃されてる都道府県は?」スピード違反取締りにおいてオービスより「怖い」と言われる理由
移動式オービスよりも怖い“最新パトカー”
警察組織というのは恐ろしいもので、いつの間にやらパトカーに恐怖のレーザーウェポンを搭載しちゃっています。…といっても、レーザー式速度測定機の話なんですけどね。
その速度測定機の名は「LSM-100」。移動式オービス「LSM-300」の兄弟モデルで、回転灯の中央にピタリと収まる箱型ボディが特徴です。
LSM-100を搭載したパトカーは「レーザーパトカー」と呼ばれ、一部地域においてスピード違反の取り締まりに大活躍しています。
レーザーパトカーは違反者を捕らえる正義の味方、見方を変えればドライバーにとっての新たな脅威。後者としてはオービスより怖い存在……かもしれません。
レーザーパトカーが「怖い」と言われる理由3つ
スピード違反の取り締まりを恐れる人にとって、レーザーパトカーはかなり手強い相手といえます。レーザーパトカーが強敵たる所以を見ていきましょう。
■レーザー式を採用しているから
レーザーパトカーの速度測定方式はレーザー式のため、レーダー探知機では検知できません。最新の探知機なら反応する可能性もありますが、次に解説する「ステルス式」で取り締まりを行っている場合は手の打ちようがありません。
■ステルス式で速度測定できる(可能性がある)から
レーザーパトカーでスピード違反を取り締まる際は、まず警察官が違反車両を目視で確認し、次いでレーザー測定を行うと考えられています。
この取り締まり方式はステルス式と呼ばれており、実施されていれば、いかなる高性能レーダー探知機でも感知できません。パトカーに近づくまでレーザーが照射されないため、遠くからでは発見しようがないのです。
ちなみに、レーザーパトカーは違反車両を現場で捕まえます。路肩に身を潜め、スピード違反を確認したら猛然と追いかけるのが基本スタイル。オービスのように後日に通知が来るわけではありません。
■速度測定する方向を変えられるから
レーザーパトカーに備わるLSM-100は着脱が可能なうえに、装着する向きを変えることにより、監視方向を前方・後方に切り替えられます。この特徴が意外と厄介で、どの車線が監視対象になっているのか判断を迷わせます。
たとえば、対向車線の路肩にレーザーパトカーが停まっているとして、対向車線と自車線のどちらを監視しているのか遠目にはわかりません。「こちらの車線は安全だろう」なんて油断していると、Uターンして追いかけて来る場合も。
なお、LSM-100にはスキャン用の四角い窓があるため、その窓さえ視認できれば監視方向がわかります。ただし、遠くからレーザーパトカーを発見して、かつ回転灯中央の窓まで確認することは難しいでしょう。
今やほぼ全国配備?あなたの県でも活躍中かも
レーザーパトカーは2014年には北海道に導入されておりましたが、現在は配備先が広がっています。SNSで画像付きの情報を集めたところ、次の地域での配備が確認できました。
北海道 岩手県 茨城県 長野県 静岡県 島根県 和歌山県 佐賀県 熊本県 沖縄県こうして見ると、レーザーパトカーの導入地域はさほど多くないように思えます。ちなみに、筆者の友人で長距離トラックドライバーのN氏に話を聞いたところ、「レーザーパトカーは見たことない」とのことでした。
全国を走り回るトラックドライバーが遭遇していないぐらいだから、レーザーパトカーはまだレアな存在なのかも。ただ、今後は配備先が大きく広がり、全国各地でその姿を目撃するようになる可能性があります。
レーザーパトカーへの対抗策はある?
従来のレーダーパトカーと異なり、レーザーパトカーは取り締まりに無線資格を必要としません。この利点を持つことから、今後はレーザーパトカーの導入が全国的に進むと考えられます。
ごく当たり前のことですが、制限速度を守っていればレーザーパトカーには捕まりません。ただ、気を付けていても場所によってはスピードが出てしまうものです。
この点は警察もわかっていて、取り締まり地点には速度が出やすい道路を選びます。また、目視で違反車を確認する都合上、単独走行する車はレーザーパトカーの標的になりやすいようです。
以上の点を踏まえると、なるべく制限速度を守り、スピードの出やすい場所での単独走行には特に注意する、というのが現実的なレーザーパトカー対策といえます。
警察の取り締まり技術は日進月歩で進化しています。こちらも負けないように(?)、取り締まり対策を強化していきましょう。
