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第26回:飛距離アップのための腕の使い方

ゴルフ好きのタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回からラウンド後半、上がり3ホールです。ロングホールでティーショットを「飛ばしたい!」という雪平さん。そこでさらなる飛距離アップへ、腕の使い方を学びました。


雪平莉左さんがさらなる飛距離アップへ腕の使い方を学んだ

【動画】↓↓↓

【クラブを下ろす時の腕の振り方】

関浩太郎(以下関コーチ)16番ホールにやってきました。375ヤードのパー5。ロングホールですね。ちょっと打ち上げで、左ドックレッグになっています。

雪平莉左(以下雪平)本当ですね。上っているコースだと、どうしても飛ばさないとあんまり進んだ感じがしなくて。残り3ホールですし、パー5ということで。ちょっと1打目は遠くに飛ばしたいなと。

関コーチ では、飛距離アップのレッスンをやってみましょう。

雪平 はい。

関コーチ 飛距離アップには、このクラブのヘッドのスピードを上げなくてはいけません。スイングする時にクラブを上げて、下ろしていく時のスピード、これが速いと飛距離アップにつながります。あとボディターンのスピードも速いと飛距離アップになります。

 ポイントはクラブを下ろす時の腕の振り方です。このクラブをトンカチだと思ってください。

雪平 トンカチ?

関コーチ はい。そしてクラブを持っている手・腕は、手首、ヒジ、肩と3つの関節がありますよね。肩はみなさん結構動かすんですけど、手首を動かさずにコッキングができなくなって、ヒジを曲げて打っちゃっている人がいます。

 これだと、トンカチの場合どうでしょう? あんまりスピードが出ません。

雪平 そうですね。

関コーチ そこでヒジを曲げないで、肩の関節からなるべくグリップエンドを遠ざけて、手首を使ってクラブヘッドを落とします。

雪平 あっ、本当だ! なんか威力が全然違いますね。

関コーチ 違いますよね。なるべくグリップエンドを体の軸から遠ざけて、手首をコッキングする。クラブを振っている最中も、グリップエンドがなるべく体に近づかないように、遠ざけたままスイングしてみてください。

【ツマ先下がりの復習「ヒザを落として構える」】

関コーチ それではティーショットいってみましょう。このホールからご褒美を用意してます。目標達成してください。ボギーやダブルボギーはOKです。

雪平 了解しました! トリプルボギーはダメということですね。では、打ちます。(打ちました。左へ行きました)あ、左へ行ってる〜。

関コーチ 出てきましたよ。バンカーのちょっと手前です。(左の斜面で止まりました)

(2打目地点です)

関コーチ ティーショット、ちょっと左に引っかけてしまって、ピンチはピンチなんですけども、ただここはパー5です。

雪平 はい。

関コーチ 最悪目標が7打ですね。グリーン上の2パットを残しておいて、5回でグリーンにオンさせれば目標達成です。

 ツマ先下がりの状況の復習です。ヒザを落として構えて、ボールがいつもより下にあるのでしっかりダウンブローに打ち込んでください。

雪平 はい。行きます。(打ちました。きれいに振り抜き、ボールはフェアウェーに戻りました)

関コーチ うまい! いいんじゃないですか。完璧ですね。

雪平 良かった気がします。ありがとうございます。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。