「BEAUTY BRIDGE」に登壇した長井かおりさん (C)oricon ME inc.

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 長井かおりさん(ヘア&メイクアップアーティスト)、AYAMARさん(表参道美容室aole代表)、門脇妃斗未さん(パーソナルトレーナー)、mikiTさん(ネイルテクニシャン)が「DMMオンラインサロン」の美容イベント「BEAUTY BRIDGE powered by DMMオンラインサロン」に登場。2023年美容の最新トレンドについて語りました。

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■”全顔メイク”を楽しめる今だからこそ「薄眉」がトレンドに

 まず、話題は2023年美容の注目ワードについて。長井さんは「薄眉」をキーワードとして上げ「最近は薄くして、存在感を持たせない感じがトレンドなんじゃないかなと思っています」と説明。「マスク時代において、私たちは本当にアイメイクと眉毛メイクぐらいしか楽しむことができなかったのですが、最近はフルメイクを楽しめるので。あらためて全体のバランスを見た時に、くどくならないように”薄眉”がいいかなと。実際に私も提案しているんです」と理由を話しました。ペンシルやパウダーで眉を描いた後、ベージュの眉マスカラを重ねることで仕上がります。

 続いて、ヘアスタイルのトレンドについてAYAMARさんは、小顔効果がある「レイヤー」を紹介。「韓国ドラマを見ていてもレイヤーを入れた髪型の女優さんが多いこともあり、それをマネしてやりたいというお客さんもすごく増えています」とコメントしました。

 門脇さんは「ダイエットをするためには自律神経が整っているのが最初の条件なので」と前置きをし、オンラインサロンメンバーとの朝活を楽しそうに話しました。mikiTさんは「砂鉄や磁石のようなものが入っているのですが、そういう素材自体を見せるネイルが流行っています」と「ニューマテリアル」を紹介しました。

■コンプレックスも魅力に変える、”自分の個性を活かした身体作り”進む

 2023年美容の新常識のトピックでは「少し前までは、みんな痩せたいという方も多かったのですが、今は私のグレイヘアーと同じように自分の個性を生かして、例えばお尻が大きな方だったらそれを魅力に変えたおしゃれをしていく方が増えているなと感じます」と門脇さん。これを聞いたAYAMARさんは「たしかに、白髪をそのまま生かされる方がすごく増えていますね。少し染めてハイライトっぽい色を入れる感じにする方もすごくて、あえて白髪は染めずに見せるっていう方が多くなっています」と賛同していました。

 SNSを中心に美容情報が溢れている昨今、長井さんは「見るものがありすぎて大変ですよね」とコメント。その中で「自分が信頼しているものを選ぶ方もいれば、好きなことを取りにいく方もいるので、自分がどこの軸で情報を取りに行くのかが大切なんじゃないかなと。正しいか正しくないかではない」と自分なりの見解を述べ、会場の共感を誘っていました。

 AYAMARさんは、より早いトレンドを追うために中国のアプリ「RED」でヘアトレンドを取りに行っているそう。これを聞いたmikiTさんも「韓国や中国で流行った素材が遅れて日本に入ってくることが多いんです」と同意。その一方で「ネイルは1ヵ月つけているものなので、より似合っているものを提案し、バランスを取ることもあります」とコメントしました。

 一方の門脇さんは「流行を追いかけちゃうと体に悪いので」との理由で、あまりトレンドは追っていないとのこと。ただし、トレンドのトレーニングウェアはサロンメンバーから収集することもあると話していました。各ジャンルのスペシャリストは、感想を問われお互いの話を聞いて学びになったと発言。長井さんは「自分自身が満足することが大切だということに気づけた方も多いのではないかと思っています。広い視野で自分の全体像を見て、自分を愛してあげられるように私自身も意識しようと思いました」と笑顔で話し、トレンドとの関わり方の見解を述べました。

取材・文/於ありさ

撮影/逢坂聡