2023年7月1日から一時的に非ログイン状態での閲覧が不可となっていたTwitterで、制限が解除されて非ログイン状態でも投稿を閲覧できるようになったことが確認されました。

Twitter silently removes login requirement for viewing tweets | TechCrunch

https://techcrunch.com/2023/07/05/twitter-silently-removes-login-requirement-for-viewing-tweets/

Twitter isn't showing tweets unless you're logged in

https://www.engadget.com/twitter-quietly-backtracks-on-requiring-users-to-log-in-to-see-tweets-135230558.html

7月1日から数日間、以下のような特定のツイートのリンクをクリックしたときに、非ログイン状態の人は投稿を閲覧できないという状況が続きました。





これはTwitterが「極端なレベルのデータスクレイピングとシステム操作に対処するため」に設けた一時的な措置の影響です。Twitterは非ログイン状態での閲覧をできなくしていたほか、ログイン状態でも1日当たりの閲覧可能件数に上限を設けました。

しかし、2023年7月5日に「非ログイン状態での閲覧制限」がひっそりと解除されていることが報告されています。非ログイン状態のユーザーでもツイートを閲覧できるようになり、制限の影響でツイートのプレビューが表示されなくなっていたSlackやWhatsAppなどでプレビューが再び表示されるようになったことが報告されました。



ただし、ユーザーのプロフィールページから「ツイートの一覧」を見ることは依然として不可能。ログインしないと閲覧できない状況が続いています。



イーロン・マスク氏は非ログイン状態でもツイートを見放題だった以前の状況を「データが略奪されすぎて一般ユーザーのサービスが低下していた」と分析。今回の閲覧制限は「一時的な緊急措置」と位置づけています。





Twitter公式も声明を発表しており、一連の制限は「AIモデルを構築するために人々の公開されているTwitter上のデータをスクレイピングすること」「様々な方法でプラットフォーム上の人々や会話を操作すること」を防ぐために行ったものであると説明しています。

Twitter Rate Limitsに関するアップデート

https://business.twitter.com/ja/blog/update-on-twitters-limited-usage.html