紅茶のプロに聞きました!この夏試したい最高のアイスティーの嗜み方
夏の水分補給においしいアイスティーはいかが?
夏なアイスティーの出番!
すっきりとした味わいと香りがおいしいアイスティーは、涼を感じられる夏の定番ドリンクですよね。
今回は、暑くなるこれからの季節にぴったりのアイスティーを楽しむべく、おいしいアイスティーの作り方をご紹介します。
セイロン紅茶専門店「MITSUTEA」の代表である中永美津代さんに、おいしいアイスティーの作り方と楽しみ方を教えていただきました!
アイスティーのおいしい作り方
用意するもの
・茶葉……4.0g
※リーフでもティーバッグでも基本的には変わりません。お好みの方をお選びください。
・お湯……200ml(温度95℃)
・ボトル用の氷……100g
・飲むとき用の氷……お好み
・タイマー
・耐熱ボトル
作り方
1. あらかじめ、ポットにお湯(レシピ分量外)を入れて温める。
※このひと手間で、茶葉の持つ香りとコクをしっかりと抽出できます。
2. 紅茶の茶葉をポットに入れ、95℃のお湯を注ぎ、3分間蒸らす。
※ホットのときより濃い茶液にするために、通常よりも少し少ない200mlで濃い紅茶を作ることがポイントです!
3. 耐熱ボトルの中に氷100gを用意し、茶こしを利用して紅茶を注ぎ入れる。その後、マドラーを使って混ぜる。
飲み方もひと工夫!
出典:https://www.kirin.co.jp
飲むときは、お好みの分量の氷を入れたグラスに茶液を注ぎ入れます。しっかりと茶液を冷やしているので、飲むときに氷を入れても、すぐに溶けずに香り豊かな濃厚なアイスティーを楽しむことができます。
氷は、作るとき、飲むときの2回に分けて使うと効果的。グラスは厚いグラスより薄手のグラスのほうが、アイスティーの繊細な風味を感じられます。
希釈タイプのアイスティーは複雑で茶葉の深みのある香りが楽しめるので 、濃厚な味わいと熟した果実のような風味をより感じられるボルドー型ワイングラスがおすすめです 。
ポイントはしっかりと冷やすこと!
おうちでアイスティーを作ったら白く濁ってしまったという経験はありませんか?
透き通るようなきれいなアイスティーを作るためのポイントは、たっぷりの氷を活用してしっかりと冷やすこと!
きちんと冷え切らないと「クリームダウン」と呼ばれる現象がおき、白く濁ったように見えてしまいます。これは、紅茶の成分であるタンニンとカフェインが冷やされることによって結合し、目に見える白い物質となってしまうことが原因。
使う氷は、冷蔵庫の製氷機で作った氷で問題ないとのことですので、ぜひぜいたくに氷を使って作ってみてください!
ちなみに、作ったアイスティーの保存は、ボトルごと冷蔵庫で。24時間以内に飲み切りましょう!
この夏アイスティーにおすすめの茶葉
中永さんに、この夏アイスティーにおすすめの茶葉についても教えていただきました!
中永さんのおすすめは、「スリランカ・ルフナ紅茶」。
そのままアイスティーとしても楽しめるし、リラックスしたいときには茶葉と一緒にドライハーブ(レモングラスやミントなど)を入れるのもおすすめとのこと。さらに味が変化して、気分に合わせて気軽に楽しむことができるそうですよ!
プロフィール:セイロン紅茶専門店「 MITSUTEA 」 代表 中永美津代さん
大学時代にイギリス旅行で出会ったミルクティーに衝撃を受け、紅茶人生が始まる。
2001年にスリランカで1年間の紅茶修行を開始。訪れた茶園は70を超え、スリランカ政府紅茶局からの推薦状を受領。2002年にセイロン紅茶専門店「MITSUTEA」をスタート。
これまでにも紅茶関連書籍などを複数出版している。
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