外為サマリー:一時137円58銭まで上昇、約2カ月ぶりのドル高・円安水準

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 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=137円43銭前後と前日の午後5時時点に比べて70銭程度のドル高・円安となっている。

 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=137円50銭前後と前週末に比べて1円20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。この日に発表された米4月ISM製造業景況指数や米3月建設支出が市場予想を上回ったことを受け、一時137円54銭まで上伸した。

 この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場もドル買い・円売りが先行。米連邦準備理事会(FRB)と日銀との金融政策の方向性の違いが意識されやすいこともあり、午前8時40分ごろには137円58銭と約2カ月ぶりのドル高・円安水準をつける場面があった。ただ、日本はあすから大型連休に入るほか、2~3日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、その後は持ち高調整の動きから一時137円30銭まで押された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0979ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=150円92銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS