エア・インディア、旅客機を空前絶後の”爆買い”! 計470機…この数字はどれだけ規格外なのか
こりゃすんげー数…。
ボーイング&エアバスから5機種
インドの航空会社、エア・インディアが2023年2月、エアバス・ボーイングの旅客機を計470機購入する意向書を締結しました。この機数を一度に購入するのは、民間航空史では異例のことになります。
エア・インディアが導入する新型機のイメージ。写真はエアバスA350(画像:エアバス)。
購入機の内訳は、ボーイング社製のものは、同社の主力ワイドボディ機(複通路機)である787が20機、主力シングルアイル機(単通路機)である737MAXが190機、現在開発が進められている次世代大型ワイドボディ機777-9が10機。エアバス社製のものは、同社の主力ワイドボディ機であるA350が40機、主力シングルアイル機であるA320neoとA321neoが計210機です。
この契約総額は、計800億ドル(計10兆6000億円)になると報じられています。これらの発注機の引き渡しは、2023年後半からとなり、エア・インディア、ならびにグループ傘下のLCC(格安航空会社)エア・インディア・エクスプレスで運用される予定です。
エア・インディアはこれらの新型旅客機の導入により「最新化された機内仕様の提供と国際線ネットワークの拡大につながる。エア・インディアの野望を実現するための大きなステップとなる」とコメントしています。
ちなみに、日本の航空会社でたとえると、2022年3月時点でのJAL(日本航空)グループの保有機材数は227機、同時期のANA(全日空)グループの保有機材数は276機(現在は267機)。おおよそ2社分弱にも相当する新型旅客機を、エア・インディアは一度に購入したことになります。