その電車はもう「菊名止まり」ではなくなります。

行先がうんと広がる東急東横線渋谷駅

 東急電鉄は2023年2月17日、翌月18日の「新横浜線」開業後の各駅ダイヤを発表しました。東急東横線は、途中で分岐する新横浜線を介して相鉄線と直通することから、海老名方面や湘南台方面など、その行先が大きく増えます。


東急東横線(画像:写真AC)。

 これにより、渋谷で遅くまで飲む人は、ちょっと注意が必要かもしれません。これまで東横線の下り列車は横浜方面のみでしたが、深夜も新横浜・相鉄線方面行きの直通列車が加わります。深夜時間帯の“いつもの”時刻を覚えている人は、認識を改める必要があるかもしれません。

 渋谷駅発、23時30分以降の東横線下りの時刻について、現行と改正後を見てみましょう。

●現行(平日)
23時30分:各駅停車 元町・中華街
23時38分:各駅停車 元町・中華街(最終)
23時44分:各駅停車 武蔵小杉
23時48分:急行 菊名
23時53分:各駅停車 横浜(最終)
00時00分:急行 菊名
00時02分:各駅停車 菊名
00時08分:各駅停車 菊名(最終)
00時14分:各駅停車 武蔵小杉
00時21分:各駅停車 元住吉(最終)

●改正後(平日)
23時30分:各駅停車 元町・中華街
23時34分:急行 新横浜
23時37分:各駅停車 菊名
23時42分:急行 武蔵小杉
23時45分:各駅停車 元町・中華街(最終)
23時53分:急行 海老名(最終)
23時55分:各駅停車 武蔵小杉
00時01分:各駅停車 横浜(最終)
00時07分:急行 武蔵小杉
00時10分:各駅停車 菊名(最終)
00時21分:各駅停車 元住吉(最終)

 23時台の列車本数は現行から総計3本増え、元町・中華街行き最終は7分、横浜行き最終は8分、それぞれ繰り下がります。一方で0時台の本数は1本減の4本になります。

 注意すべきは、菊名止まりの列車が減り(23時台以前の時間帯はほぼ皆無に)、新横浜行きや海老名(相鉄本線)行きが挟み込まれることでしょう。なお、湘南台(相鉄いずみ野線)行きの最終列車は渋谷22時53分発の急行です。

 ちなみに改正後の土休日は、23時45分の元町・中華街行き最終と、0時以降の4本の時刻は平日と変わりませんが、最終の海老名行き急行が23時53分発から23時32分発に繰り上がります。